2018年度 教養卒論 5   Liberal Arts Final Report 5

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開講元
文系教養科目
担当教員名
河村 彩  佐久間 邦弘 
授業形態
演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月3-4(W611)  木3-4(W611)  
クラス
5
科目コード
LAH.C301
単位数
2
開講年度
2018年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2018年10月1日
講義資料更新日
2018年11月2日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

この講義では,内容の検討(専門分野と世界とのつながりを批判的によく考える)と,ライティングスキルを向上させてアカデミックライティングを理解すること,他者の文章を改善させる活動の実践(ピアレビュー),の3点を通して,自分の考えをよりよい文章にまとめることをめざす.

到達目標

・教養の学修の仕上げ
・専門科目や自分の想定するキャリアとの関連から,教養のあり方や今後の修得の重要性に気付く.
・文章の評価・批評能力を向上させる.
・批評された文書を改訂する能力を向上させる.
・5,000~10,000字の文章を書ける.レビューできるようになる.
・自らの考えを文章として適切に表現することができる(ライティングスキル向上).
・仲間の文章を批判的に読みつつ,適切に改善する手助け(ピアレビュー)ができる.

キーワード

ライティング、ピアレビュー、批判的思考

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

前半ではライティングスキルの修得とピアレビューの理解を目指す.後半では教養卒論のテーマを設定し,大学院のピアレビュー実践クラスの支援を受けつつ,ピアレビューを実践する.ピアレビューを通して教養卒論をブラッシュアップし,ライティングのスキルを向上させる.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション(目的の共有,授業の説明) (課題1)「この100年間において最もインパクトのある発明・発見」について500文字程度で次回までに執筆.
第2回 立志プロジェクトやこれまでの学びの振り返り,課題1についてのグループディスカッション,ピアレビューの理解 これまでの学びの振り返り,ピアレビューについての理解
第3回 パラグラフ・ライティング,課題1のピア・レビュー (課題2)「専門分野以外でインパクトのある学修・体験について理由とともに述べる」を500文字程度で翌週までに執筆
第4回 わかりやすく簡潔な表現について理解.段落内のライティング,文章や一文一義を扱う.レビューの心得の理解 センテンスの書き方の理解.課題1,2の加筆修正
第5回 パラグラフとセンテンスのピア・レビュー実践 (課題3)教養卒論第1稿を1000文字以上で執筆
第6回 文章全体の構成の理解(Thesis statementなど) 文章全体の構成を理解する.教養卒論第2稿の改訂.
第7回 構成の理解.課題3のピアレビュー,これ以降,大学院生クラスと合同でのレビュー活動を含む (課題4)教養卒論第2稿を2000文字以上で執筆
第8回 引用(ブロック引用,要約引用),課題4のグループワーク 引用について理解する.教養卒論第2稿の改訂.
第9回 引用を含む文章のピア・レビュー (課題5)教養卒論第3稿を3000文字以上で執筆
第10回 主題の追究(タイトル,構成の注意点) 教養卒論にタイトルをつけて,次回までに改訂する.
第11回 第3稿のピア・レビュー,オンライン・ピアレビューの方法 オンライン・ピアレビューを理解する.草稿をピアレビュー
第12回 オンラインピアレビュー 教養卒論をオンラインでピアレビューし,それに基づいてリバイスする.
第13回 オンラインピアレビュー 教養卒論をオンラインでピアレビューし,それに基づいてリバイスする.
第14回 発表会 要約を作成し,教養卒論を各自が発表.
第15回 最終稿作成 教養卒論の提出

教科書

木下是雄,理科系の作文技術,中公新書,1981

参考書、講義資料等

ケイト・L・トゥラビアン (著) シカゴ・スタイル 研究論文執筆マニュアル 慶應義塾大学出版会,2012

成績評価の基準及び方法

提出課題(すべての課題と教養卒論を含めて60点)およびピアレビューへの取り組み(40点)から採点する.
優れた教養卒論は表彰する予定である.不正行為である剽窃をソフトウェアでチェックする.
途中提出物は必須とする.欠席4回以上で単位認定不可.

関連する科目

  • LAH.C401 : リーダーシップ道場
  • LAH.C101 : 東工大立志プロジェクト

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

3年生以上のみ受講可.

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