2017年度 ピアレビュー実践 2   Peer Review Practicum 2

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開講元
文系教養科目
担当教員名
室田 真男  林 直亨  佐久間 邦弘  鈴木 悠太  小泉 勇人 
授業形態
演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
木3-4(W932)  
クラス
2
科目コード
LAH.C402
単位数
1
開講年度
2017年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2017年8月21日
講義資料更新日
2017年11月16日
使用言語
日本語
アクセスランキング
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講義の概要とねらい

文章をよりよいものに仕上げるために,文章の書き手にアドバイスすることをレビューと呼ぶ.この講義では,同僚(友人・周囲の研究者,すなわちピア)の論文・著作を改善させるために,ピアレビューをする.また,自分の書いた文章をピアレビューされることによって,適切なピアレビューについて理解してもらう.
 理工系の研究者であれ,社会に出ると様々な文章を書く機会がある.仲間の文章をブラッシュアップして,よりよい文章を作る機会もある.さらにシニアになれば,レビューされた文章をレビューしたり,レビュー活動をファシリテートする機会もあろう.この講義では,同僚(友人・周囲の研究者,すなわちピア)の論文・著作を改善させるために,ピアレビューをすると同時に,ピアレビューをファシリテートする体験をしてもらう。ピアレビューを通して,自他の文章を改善する難しさを味わうと同時に,そのファシリテートをすることで,文章を改善させるこつを会得し,その楽しみを味わって欲しい.

到達目標

ピアレビュー実践を通して、批判的思考、適切なアドバイスができるようになるとともに,アドバイスを促進・サポートする手法を修得する。

キーワード

ピアレビュー、ファシリテート、実践、オンライン活動、支援型リーダーシップ、論文執筆、文章改善、批判的思考

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

前半ではピアレビューの実践から,ピアレビューの適切な方法を修得する.後半では人文社会系ワークショップクラスのピアレビューのファシリテートを主体に,ピアレビューの適切な方法の実践と,ピアレビューのファシリテートを実践する.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロ・ピアレビューの心得,パラグラフライティングの理解 悪いパラグラフの例を改善・批判.(宿題)引用する文を提示して,それを利用した文章作成
第2回 適切な引用の理解,引用のピアレビュー 引用の基本的理解,シカゴスタイル25章の理解.
第3回 文章の構成についてピアレビュー(人文社会学系WSのサポート) 文章の構成について適切な助言を与える.(宿題)テーマに基づいたエッセー作成.
第4回 ピアレビューのセッション練習 ピアレビューを適切に行うためのグループワーク.
第5回 ピアレビューのセッション練習(人文社会学系WSの第1稿ピアレビュー) ピアレビューのグループワーク.
第6回 オンラインでのピアレビュー実践・サポート オンラインでのピアレビューをサポートし,良かった点や問題点を振り返り,報告する.
第7回 オンラインでのピアレビュー実践・サポート オンラインでのピアレビューをサポートし,良かった点や問題点を振り返り,報告する.
第8回 まとめ(レビューおよびそのサポートの注意点集約) ピアレビューおよびそのサポートで注意すべき点の抽出と理解.これについてのレポート提出

教科書

後日指定する.

参考書、講義資料等

ケイト・L・トゥラビアン (著) シカゴ・スタイル 研究論文執筆マニュアル 慶應義塾大学出版会

成績評価の基準及び方法

成績評価の基準及び方法

コミットメント点50点,レビューの取り組み20点,最終レポート30点 最終レポートは必須.3回欠席すると単位は取得できません.

関連する科目

  • LAH.C401 : リーダーシップ道場
  • LAH.C101 : 東工大立志プロジェクト
  • LAH.C301 : 教養卒論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

「リーダーシップ道場」を80点以上で履修していること。

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