2017年度 横断科目7:生命科学・生命工学の社会還元   Transdisciplinary studies 7:Returning Life Sciences and Medical Engineering to Society

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開講元
文系教養科目
担当教員名
佐久間 邦弘  丹治 保典  秦 猛志  石井 佳誉  小倉 俊一郎  田川 陽一  櫻井 実 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水3-4(J232)  
クラス
-
科目コード
LAH.T407
単位数
1
開講年度
2017年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2017年8月21日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

「我が国最高の理工系総合大学」である東工大の学生が、理工系の分野の広がりを知り、その分野の社会的位置づけを考え、分野を越えた俯瞰的な視点を獲得し、自らの専門について多元的に捉えるようにする。横断科目の各科目は、各学院とリベラルアーツ研究教育院とが協働して、科目を企画・運営する。

本講義では生命科学・生命工学における研究分野として微生物工学、生物有機化学、バイオ計測・イメージング、医用工学、生体材料工学、タンパク質工学、スポーツ科学を取りあげ、それらの概念や方法論、応用、現状について紹介し、その成果の社会への還元、問題点、将来的な発展について議論する。生命科学・生命工学の先端的な知識を修得し、それを他者に伝える能力を涵養することをねらいとする。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) 微生物工学の手法・応用・現状とその社会での役割を理解し、その社会還元を説明できる。
2) 生物有機化学のカバーする領域とその応用・利用を理解し、その成果の社会還元を説明できる
3) バイオ計測とバイオイメージングを理解し、その社会還元を説明できる
4) 医用工学における現状や問題点を理解し、どのように発展することが社会にとって望ましいかを考察できる。
5) 生体材料工学の役割を理解し、その社会還元を説明できる。
6) タンパク質工学の現状、問題点、将来展望を理解し、その社会還元を説明できる。
7) スポーツ科学の研究により集積されてきた知識が人間の社会生活に生かせることを理解し、説明できる。

キーワード

微生物工学、生物有機化学、バイオ計測・イメージング、医用工学、生体材料工学、タンパク質工学、スポーツ科学

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

他のすべての横断科目と同様に、本科目では、学生自らが能動的に学ぶアクティブラーニングを重視します。したがって、各回の講義には必ず出席し、サマリーレポートを提出してください。特別な事情で講義に参加出来ない場合は、科目責任者に事前に報告してください。講義への出席は、科目の成績に反映されます。

1回の授業につき、生命科学・生命工学における1つの研究分野を対象とする。各授業の最初に専門家による各分野の紹介を行い、受講生それぞれが講義で学んだ内容と感想を「サマリーレポート」に書いて提出する。いくつかのサマリーレポートを基に、その研究分野での成果の社会還元と問題点、将来的な発展について議論する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 微生物工学の社会還元 微生物工学の手法・応用・現状とその社会での役割を理解する。
第2回 生物有機化学の社会還元 生物有機化学の果たす役割を理解し、その社会への貢献を説明できる。
第3回 バイオ計測とバイオイメージングの社会還元 バイオ計測、イメージングの社会への貢献を理解する。
第4回 医用工学の社会還元 医用工学の現状と問題点を理解する。
第5回 生体材料工学の社会還元 生体材料工学の果たす役割を理解し、その社会への貢献を説明できる。
第6回 タンパク質工学の社会還元 タンパク質工学の現状と問題点、ならびに将来展望を理解する。
第7回 スポーツ科学の社会還元 人間の社会生活に生かすことのできるスポーツ科学の知識を理解し、説明できる。
第8回 まとめ 講義で取りあげた生命科学・生命工学の研究分野の概要を説明できる。

教科書

特になし。

参考書、講義資料等

必要に応じ講義開始時に資料を配付する。講義で使用するパワーポイントスライドは可能な限り事前にOCW-iにより公開する。

成績評価の基準及び方法

他のすべての横断科目と同様に、本科目では、当該分野(受講学生の専門分野あるいは本科目で扱った科学技術の分野)の「広がり」と「社会的位置づけ」についてオリジナルな考察を含むレポートの提出を単位認定の条件とします。レポートの課題の詳細については、最初の講義で解説します。

毎回の授業で提出する「サマリーレポート」(70%)と授業中のディスカッションへの貢献(30%)を考慮して評価する。

関連する科目

  • 特になし

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

生命科学・生命工学への興味があることが望ましい。

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