「我が国最高の理工系総合大学」である東工大の学生が、理工系の分野の広がりを知り、その分野の社会的位置づけを考え、分野を越えた俯瞰的な視点を獲得し、自らの専門について多元的に捉えるようにする。横断科目の各科目は、各学院とリベラルアーツ研究教育院とが協働して、科目を企画・運営する。
1)人間の心がおこなっている、考える(思考)、覚える(記憶)、感じる(感情)、話す(言語)、認識する(視覚)といった働きの全てにおいて、情報システムの利用が社会に与える影響を理解することができる
2)人間と情報システムの融合という観点から、科学(サイエンス)と工学(テクノロジー)の未来に必要な知識の展望を拓くことができる。
情報システム 脳 視覚 聴覚 言語 映像 感情
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
他のすべての横断科目と同様に、本科目では、学生自らが能動的に学ぶアクティブラーニングを重視します。したがって、各回の講義には必ず出席し、サマリーレポートを提出してください。特別な事情で講義に参加出来ない場合は、科目責任者に事前に報告してください。講義への出席は、科目の成績に反映されます。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | オリエンテーション | 講義の概要を理解する |
第2回 | 人間工学、情報通信工学のトピックスを学ぶ | 奥行き知覚と次世代の3Dディスプレイをテーマに、人間の心と情報システムをつなぐ技術について説明できる |
第3回 | 人間工学、情報通信工学のトピックスを学ぶ | 「ことば」による人間とシステムのコミュニケーションをテーマに、人間の心と情報システムをつなぐ技術について説明できる |
第4回 | 人間工学、情報通信工学のトピックスを学ぶ | 眼球運動の特性と情報システムをテーマに、人間の心と情報システムをつなぐ技術について説明できる |
第5回 | 人間工学、情報通信工学のトピックスを学ぶ | 音声認識の仕組みをテーマに、人間の心と情報システムをつなぐ技術について説明できる |
第6回 | 人間工学、情報通信工学のトピックスを学ぶ | 脳活動計測とその応用をテーマに、人間の心と情報システムをつなぐ技術について説明できる |
第7回 | グループワークにより人間と情報システムについて討論する | 当該問題について社会的意識をもつ |
第8回 | グループワークにより人間と情報システムについて討論する | 当該問題について社会的意識をもつ |
特になし
独自の講義資料をOCWあるいはOCW-iからダウンロードできる
他のすべての横断科目と同様に、本科目では、当該分野(受講学生の専門分野あるいは本科目で扱った科学技術の分野)の「広がり」と「社会的位置づけ」についてオリジナルな考察を含むレポートの提出を単位認定の条件とします。レポートの課題の詳細については、最初の講義で解説します。
特になし