2017年度 教養特論:環境   Special Lecture: Environment

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開講元
文系教養科目
担当教員名
中野 民夫 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6(W9-714)  木5-6(W9-714)  
クラス
-
科目コード
LAH.T314
単位数
2
開講年度
2017年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2017年3月17日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

持続可能な社会をめざすにあたり、地球環境問題など現代社会の深刻な諸問題に向き合い、少しでも良い方向へと動いていく力は、どのように得られるのだろうか。まずは身近な暮らしと環境問題のつながりや世界の現状を理解した上で、「誰かにやってほしい」という受動的な希望ではなく、自ら創りたい未来を描き参画していく積極的な希望、「アクティブ・ホープ」(アメリカから世界に広がったジョアンナ・メイシーらの「つながりを取り戻すワーク」)に学び、転換期を生きる拠り所を探る。
 ねらいは、環境など世界の諸課題に対して、自分とのつながりを理解し、現実を見つめ、前向きに動き、人生と社会を豊かにする力を身につけること。

到達目標

 本講義を履修することによって以下の能力を修得する
1)地球環境問題など世界の諸課題の概略を理解し、現代が大きな転換期であることを認識する。
2)持続可能な社会に向けて、経済成長至上でなく、生命を活かす価値観について理解する。
3)様々な課題に対して、前向きに歩み、人生と社会を豊かにしていく人間としての基礎力を身につける。

キーワード

地球環境問題、SDG's(国連持続可能な開発目標)、持続可能な社会、つながりを取り戻す、アクティブホープ

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

身近ら暮らしと世界の課題のつながりを様々な体験を通して学ぶ。後半は、ジョアンナ・メイシー他の『アクティブ・ホープ』をテキストに、「つながりを取り戻すワーク」を体験しながら、学び合う場を共に創りたい。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 オリエンテーション、今世界で起きていることと持続可能な社会 ジョアンナ・メイシーと「つながりを取り戻すワーク」 テキストを読み始める。
第2回 世界の相互依存関係について発見する「つながりマップ」づくり。 ふりかえり、ミニレポートを書く。
第3回 SDG’s:国連持続可能な開発目標について① 資料を読み、ミニレポートを書く。
第4回 SDG’s:国連持続可能な開発目標について② 資料の次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第5回 NGOに学ぶ日本と世界の環境問題 資料の次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第6回 NGOに学ぶ日本と世界の貧困・社会問題 資料の次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第7回 前半のふりかえり:小グループでの対話を経て、前半ふりかえりレポートを書く。 これまでの部分の総復習レポートを書く
第8回 アクティブホープ・ワークショップ① テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第9回 『アクティブホープ』パート1「大転換」より、第1章:現代を覆う三つのストーリ① 各自のミニレポートを元に、グループと全体での自由な討議で深める。以下同じ。 テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第10回 『アクティブホープ』パート1「大転換」より、第1章:現代を覆う三つのストーリ② テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第11回 『アクティブホープ』第2章:スパイラルを信じる テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第12回 『アクティブホープ』第3章:感謝の気持ちを感じる テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第13回 『アクティブホープ』パート1「大転換」より、第4章:感謝の気持ちを感じる テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第14回 アクティブホープ・ワークショップ② 全体をふりかえり、まとめのレポートを書く。
第15回 総まとめワークショップ:まとめのレポートを元に、総括する。 全体をふりかえり、今後を展望する。

教科書

『アクティブ・ホープ』(ジョアンナ・メイシー+クリス・ジョンストン著、三木直子訳、春秋社、2015年)

参考書、講義資料等

SDG's:国連持続可能な開発目標
http://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/

成績評価の基準及び方法

授業への参加度(毎回の宿題と積極的なフル参加):75%、中間と最終レポート:25%

関連する科目

  • 特になし

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

持続可能な社会づくりに関心があること。グループワークの妨げになるので遅刻はしないこと。

その他

受講生の状況や問題意識、要望をふまえながら、カリキュラムの詳細は修正する

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