2017年度 法学(民事法・知財)C   Law (Intellectual Property Law) C

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開講元
文系教養科目
担当教員名
金子 宏直  太田 昌孝  安形 雄三  岡本 守弘  小川 憲久  小倉 秀夫  椙山 敬士  菅野 智子  辻河 哲爾  廣瀬 しのぶ 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月3-4(W933)  木3-4(W933)  
クラス
-
科目コード
LAH.S303
単位数
2
開講年度
2017年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2017年3月17日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

東京工業大学で知的財産法を体系的に学習することができる唯一の科目である。東工大OBや知的財産実務で活躍する弁護士等の専門家も加わり、基礎的な内容から実践的な内容へのつながりを、民法の財産法から各知的財産権法まで順次学習していく。担当予定(金子宏直、安形雄三、太田昌孝、菅野智子、井口加奈子、岡本守弘、辻河哲爾、廣瀬しのぶ、小川憲久、椙山敬士、小倉秀夫)。平成27年度までの総合科目「先端科学技術と知的財産権」)の後継科目である。複合領域コース「科学技術と知的財産権コース」科目である。
研究者、エンジニアを将来のキャリアに予定している学生の方も多いと思われるが、研究や製品開発を行うには多額の資金が必要になる。こうした資金を獲得するために重要な役割を果たすのが知的財産権(特許等)である。発明等により知的財産を作り出すだけでは、資金につなげることができない。特許権などの知的財産権を取得し、それを有効に利用することが必要になる。この知的財産権の取得、利用活用に携わる主な専門職が、弁理士である。東工大の卒業生には多くの弁理士が活躍している。弁理士数(出身校別平成24年統計)によると東京工業大学47名(全837名中)5.8%にも及ぶ。科学技術と知的財産権の関係について理解を深め、科学者、技術者として必要な知識を深めるるとともに、弁理士などを目指す学生にも有益な学習の機会を提供することが狙いである。

到達目標

日本の財産法の基礎を理解し、知的財産法(特許法、実用新案法、著作権法、商標法、意匠法)、競争法を鳥瞰的に学と共に、国際関係の中での競争法規制についても学ぶ。
知的財産権の要件、手続、特許権侵害訴訟、著作権侵害訴訟等について学ぶ。

キーワード

特許 著作権、商標、営業秘密、不正競争防止、意匠

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

知的財産法の基礎的な概念と、具体的な事例について、ディスカッション行いながら理解を深める。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 財産法基礎1 財産権法の基礎を学ぶ
第2回 財産法基礎2 物権法理論を学ぶ
第3回 財産法基礎3(小テスト含む) 知的財産法の特徴の理解
第4回 特許制度(ブロックA) 特許制度発明の意義
第5回 特許政策(ブロックA) 特許政策
第6回 標準化(ブロックA) 標準化と知的財産
第7回 特許訴訟(ブロックB) 特許訴訟
第8回 ライセンス契約(ブロックB) ライセンス契約
第9回 競争法(ブロックB) 競争法規制
第10回 バイオ特許(ブロックB) バイオ特許
第11回 ビジネス情報保護 ビジネス情報保護
第12回 著作権法1(ブロックC) 著作権の特徴
第13回 著作権法2・オンラインコンテンツ(ブロックC) 著作権の事例- オンラインコンテンツと法
第14回 サイバー法(ブロックC) インターネット情報法
第15回 総轄 講義全体の総轄等

教科書

『先端科学技術と知的財産権』(文化創造研究所)(大学生協にて購入できる)

参考書、講義資料等

必要に応じて講義資料を配付する。
事例を学習したい学生には、著作権法判例百選(有斐閣)などが役立つ。

成績評価の基準及び方法

小テスト、レポート(ブロックA、B、C各1通の合計3通)の総合評価

関連する科目

  • LAH.S102 : 法学(民事法)A
  • LAH.S202 : 法学(民事法)B
  • LAH.S302 : 法学(民事法)C

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

講義に毎回出席し、レポートの提出にかかわらず、各講義について理解を深めてもらいたい。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

kaneko.h.ad_at_m.titech.ac.jp (_at_を[at]に置き換え)

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