本講義では、学生が短編小説を執筆し、授業内で発表・批評し合う。
初回・第2回の授業で担当教員自身の小説観や執筆法、過去に発表した作品について説明した上で、第3回目以降は学生自らが執筆した短編小説を授業内で発表・批評し合う。議論の中で、「創作の楽しさ・難しさ」を共有すると同時に、「小説に内在する力」や「小説を生成する原理」、更には芸術作品を生み出すために必要な「創造的思考」「オリジナリティー」についても考える。
「自分も短篇小説を書いてみたい!」という強い意欲を持った人が履修して下さい。
本講義を履修することによって、次の能力を習得する。
1)先ず、自ら散文作品を創作する「喜び」を知る。
2)他者の作品を「より良い作品にする」という観点から、建設的に批評する能力を習得する。
3)自ら短編を書く経験を経る事で、小説を読む時に「作者は何を考えながら書いていたのか?」という俯瞰的視点を持つ事が出来るようになる。
文学、創作、批評、創造性
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
初回・第2回の授業で発表者の順番を決めた上で、第3回目以降の授業では毎回2〜3名に短編小説を発表して貰い、全員参加型の討議形式とします。学生には、既成概念や文学理論に頼る事なく、「自らの頭で考え、自らの言葉で語る」能動的姿勢を求めたいと思います。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 授業ガイダンス | |
第2回 | 担当教員の小説観 | 実作者である担当教員の執筆法、小説観、過去の作品について学ぶ。 |
第3回 | 短編小説発表・批評(第1回) | 他者の作品の批評方法について学ぶ。 |
第4回 | 短編小説発表・批評(第2回) | 他者の作品の批評方法について学ぶ。 |
第5回 | 短編小説発表・批評(第3回) | 他者の作品の批評方法について学ぶ。 |
第6回 | 短編小説発表・批評(第4回) | 他者の作品の批評方法について学ぶ。 |
第7回 | 短編小説発表・批評(第5回) | 他者の作品の批評方法について学ぶ。 |
第8回 | 短編小説発表・批評(第6回) | 他者の作品の批評方法について学ぶ。 |
第9回 | 短編小説発表・批評(第7回) | 他者の作品の批評方法について学ぶ。 |
第10回 | 短編小説発表・批評(第8回) | 他者の作品の批評方法について学ぶ。 |
第11回 | 短編小説発表・批評(第9回) | 他者の作品の批評方法について学ぶ。 |
第12回 | 短編小説発表・批評(第10回) | 他者の作品の批評方法について学ぶ。 |
第13回 | 短編小説発表・批評(第11回) | 他者の作品の批評方法について学ぶ。 |
第14回 | 短編小説発表・批評(第12回) | 他者の作品の批評方法について学ぶ。 |
第15回 | 総評 |
教科書は指定しない。参照必要な作品に関しては適宜授業内で指示する。
特になし。
授業中の発言・批評(30%)
期末課題の短編小説(70%)
特になし。(但し、平成27年度の「小説生成論2」履修者は、本講義の内容と重複しているので履修不可とする。)
isozakistaff[at]shs.ens.titech.ac.jp
事前にメール予約すること。居室は西9号館803号室。