心理学という角度からの能楽への入門で、謡曲の構成と機能について学ぶ。英語に訳されている謡曲を読み、また視角材料を見る。創作能を作り、発表する。
能楽の歴史・社会における役割・構成について学ぶ。様々な心理学の劇と療法と結び付け、比較する。英語で創作能を作り、それについて発表する。
能楽、劇、文学、心理学、療法、セラピー、英語による創造的な作文
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
1~5週目は英語で謡曲を読み、ディスカッションをする。能の歴史、構成、社会における機能について学ぶ。6~8週目は現代能、創作能を模範とし、創作能を作り、発表する。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 能楽入門、心理劇、プレイバックシアター、能療法、物語療法との比較 | 「隅田川」を読む |
第2回 | 「隅田川」についてのディスカッション、死別、子供の人身売買 | 「金輪」を読む |
第3回 | 「金輪」についてのディスカッション、恋愛関係における正義と嫉妬 | 「巴」を読む |
第4回 | 「巴」についてのディスカッション、性による差別 | 「藤戸」を読む |
第5回 | 「藤戸」についてのディスカッション、真実和解委員会 | 自分の創作能のテーマについて考える |
第6回 | 様々なテーマについての現代能、創作能を紹介した後、自分の創作能のアウトラインを書く | 創作能を作る |
第7回 | 書いた創作能についてスモールグループで話し合い、磨きあげる | 創作能を磨き上げ、発表の準備をする |
第8回 | 創作能についての発表 | なし |
プリント
Japanese No Dramas, translated by Royall Tyler (Penguin, 1992)
20 Plays of the No Theatre, edited by Donald Keene (Columbia University, 1970)
予習とディスカッション参加50%、創作能30%、創作能についての発表20%
英語で謡曲が読めて、それについてディスカッションができる。授業は全て英語で行われます。