この世に生まれた一人の人間としての幅広い成長を目指し、「参加と協働と至福の場づくり」をテーマに、学び合いのコミュニティを育みたい。
具体的に体験を通して学びたいことは二つ。ひとつは、ワークショップや創造的な対話をファシリテート(促進)する参加型の場づくりの技法。それぞれの思いや知恵を引き出し、相互作用の中で大きな学びや創造へと展開するファシリーたーのスキルとこころを、身につけていく。もうひとつは、ホリスティックな人間力。身体を調え、呼吸を調え、心を調え、今ここに集中できるマインドフルネスを養う。
お互いに居心地がよく、率直で楽しい対話がはずむ創造的な場づくりを、ファシリテートすることができるようになる。
自分の身体や呼吸や心を調える基本的な技と習慣が身につき、過去や未来でなく今ここを自覚的に生きられるようになる。
参加型の場づくり。ワークショップ。ファシリテーション。
調身・調息・調心。マインドフルネス。スピリチュアリティ。至福の追求。社会変革。ソーシャルイノベーション。
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
参加体験型のワークショップスタイルで行う実習と、基本的な文献を読み込む座学を組み合わせる。教員が一方的に教えるのではなく、学生の積極的・主体的参加をベースに、全員でお互いに学び合えるコミュニティづくりをめざす。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | オリエンテーション。お互いを知るワーク①、購読文献分担。 | ふりかえり。担当文献購読 |
第2回 | お互いを知るワークショップ②、調身・調息・調心ワーク。 | ふりかえり。担当文献購読 |
第3回 | 文献購読①「ワークショップ」その1 | ふりかえり。担当文献購読 |
第4回 | 文献購読②「ワークショップ」その2 | ふりかえり。担当文献購読 |
第5回 | 体験ワークショップ①:相互インタビューと他己紹介 | ふりかえり。担当文献購読 |
第6回 | 体験ワークショップ②:調身・調息・調心ワーク | ふりかえり。担当文献購読 |
第7回 | 文献購読③「ファシリテーション」その1 | ふりかえり。担当文献購読 |
第8回 | 文献購読④「ファシリテーション」その2 | ふりかえり。担当文献購読 |
第9回 | 体験ワークショップ③:ダイアローグの基本 | ふりかえり。担当文献購読 |
第10回 | 体験ワークショップ④:ワールドカフェ | ふりかえり。担当文献購読 |
第11回 | 文献購読⑤「みんなの楽しい修行」その1 | ふりかえり。担当文献購読 |
第12回 | 文献購読⑥「みんなの楽しい修行」をの2 | ふりかえり。担当文献購読 |
第13回 | 体験ワークショップ⑤:オープンスペーステクノロジー(OST) | ふりかえり。担当文献購読 |
第14回 | 体験ワークショップ⑥:オープンスペーステクノロジー(OST)分科会 | ふりかえり。担当文献購読 |
第15回 | 総まとめ、最終レポートの共有 | ふりかえり |
中野民夫著『ワークショップ』(岩波新書)、『ファシリテーション 実践から学ぶスキルとこころ』(岩波書店)、『楽しいみんなの修行』(春秋社)
その他の資料は随時配布する。
毎回の積極的な参加(宿題含む)80%、最終レポート20%
参加型の場づくりに興味があり、ファシリテーター的なことをやりたいと思っていること。
自分の身体や心に興味があり、身心を調える地道な実践(修行)を行う意欲があること。
LAH.H252とLAH.H354と合同で行う。異学年の交流も意義深いだろう。体験的なワークショップはまとまった時間が必要なので、できたら二コマ合わせて隔週で実施したい。また、屋久島でのゼミ合宿も検討する。オリエンテーション時に、受講生とスケジュールと内容は相談する。内容は参加者や人数などによって臨機応変に変更する可能性がある。
*第1回のオリエンテーションを、4月13日(水)16:00から中野研究室(西9号館東棟8階808)にて行います。希望者の思いを聞いて内容を定めていくので、ぜひご参加を。参加希望だけれどこの日は無理な方は、個別に研究室に来てください。(いれば対応しますが、極力事前にアポをとってください)