2016年度 教養特論:環境   Special Lecture: Environment

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開講元
文系教養科目
担当教員名
中野 民夫 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6(H112)  木5-6(H116)  
クラス
-
科目コード
LAH.T314
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

地球環境問題をはじめ現代社会には深刻な課題が山積みだが、これらの諸問題に向き合い、各人なりに少しでも良い方向へと動いていく力は、どのように得られるのだろうか。「誰かにやってほしい」という受動的な希望ではなく、自ら創りたい未来を描き参画していく積極的な希望、「アクティブ・ホープ」を育みたい。アメリカから世界に広がったジョアンナ・メイシーらの「つながりを取り戻すワーク」を学び、転換期を生きる拠り所、「深いやすらぎ・大きな勇気」を探る。
 ねらいは、環境など世界の諸課題に対して、きちんと現実を見つめ、どんな時にも希望を失わずに前向きに動け、人生と社会を豊かにする力を身につけること。

到達目標

 本講義を履修することによって以下の能力を修得する
1)地球環境問題など世界の諸課題を前に、現代が大きな転換期であることを理解する。
2)持続可能な社会に向けて、経済成長偏重でなく、生命を活かす価値観について理解する。
3)様々な課題に対して、前向きに歩み、人生と社会を豊かにしていく人間としての基礎力を身につける。

キーワード

地球環境問題、絶望と希望、持続可能な社会、つながりを取り戻す

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

ジョアンナ・メイシー他の『アクティブ・ホープ』をテキストに、「つながりを取り戻すワーク」のプロセスに沿って、できるだけ体験的なワークも交えながら学ぶ。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 オリエンテーション、ジョアンナ・メイシーと「つながりを取り戻すワーク」 テキストを読み始める。
第2回 世界の相互依存関係について発見する「つながりマップ」づくり。 テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第3回 『アクティブホープ』パート1「大転換」より、第1章:現代を覆う三つのストーリー 各自のミニレポートを元に、グループと全体での自由な討議で深める。以下同じ。 テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第4回 第2章:スパイラルを信じる テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第5回 第3章:感謝の気持ちを感じる テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第6回 第4章:世界に対する痛みを大切にする テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第7回 『アクティブホープ』パート2「新しい目で観る」より、第5章:自己という概念を広げる これまでの部分の総復習
第8回 前半のふりかえり:小グループでの対話を経て、前半ふりかえりレポートを書く。 テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第9回 第6章:異なる種類の力を使う テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第10回 第7章:コミュニティの体験を豊かにする テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第11回 第8章:時間をより大きな流れでとらえる テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第12回 『アクティブホープ』パート3「前に向かって進む」より、第9章:気持ちが奮い立つようなビジョンをつかまえる、第10章:可能性を信じる勇気を持つ テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第13回 第11章:自分の周りにサポート・システムをつくる、第12章:熱意と活力を保ち続ける テキストの次回の該当箇所を読み、ミニレポートを書く。
第14回 第13章:不確実性が私たちを強くする、全体のふりかえり 全体をふりかえり、まとめのレポートを書く。
第15回 総まとめワークショップ:まとめのレポートを元に、総括する。 全体をふりかえり、今後を展望する。

教科書

『アクティブ・ホープ』(ジョアンナ・メイシー+クリス・ジョンストン著、三木直子訳、春秋社、2015年)

参考書、講義資料等

中野民夫『ワークショップ 新しい学びと創造の場』岩波書店、ISBN 4-00-43710-4

成績評価の基準及び方法

授業への参加度(毎回の宿題と積極的な参加):75%、中間と最終レポート:25%

関連する科目

  • 特になし

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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