2016年度 法学(民事法)C   Law (Civil Procedure Law) C

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開講元
文系教養科目
担当教員名
金子 宏直 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月3-4(W933)  木3-4(W933)  
クラス
-
科目コード
LAH.S302
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
2016年1月27日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

民事裁判の手続法として、民事訴訟法、民事執行法および民事裁判制度を学習する。弁理士試験科目などの民事訴訟法に該当する。
本科目の目的は、社会の中で必ず発生する紛争を、裁判によりどのように解決することができるのかを、民事訴訟法を学習することにより理解することにある。民事裁判制度がどのような仕組みで、どのような法理論により組み立てられているのかを理論的に学習することができる。民事紛争解決には裁判だけではなく代替的紛争解決手続の学習、民法で学習した権利義務が裁判ではどのように取り扱われるかを学習することができる。

到達目標

民法の基本的な理解を前提として、権利義務の存否、法律関係の争いを裁判手続でどのように処理していくのかについて、理論的な学習および判例を通じた実例について学習する。

キーワード

民事訴訟、ADR、証拠、公共訴訟、強制執行

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

民法の基礎的知識を前提として、民事訴訟法の理論的および判例等の学習を行う。判例等については、参加者のディスカッションを通じて理解を深める。
六法を使いながら学習する。
留学生の履修も歓迎する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 司法制度 民事訴訟制度を含めた司法制度の仕組みと意義を理解する
第2回 紛争解決の手段 紛争解決手段の比較検討を行い裁判の位置づけを理解する
第3回 民事裁判の対象 民事裁判の対象について学習する
第4回 民事裁判の当事者 民事裁判の当事者について学習する
第5回 民事訴訟の原則 民事訴訟の原則について学習する。信義誠実原則、処分権主義。
第6回 訴え 訴え、訴訟物理論等について学習する
第7回 訴訟の審理過程 口頭弁論等について理解する。弁論主義。
第8回 証明手続1 証拠について学習する
第9回 証明手続2 証明について学習する
第10回 判決効 判決効、既判力、形成力、執行力について学習する
第11回 多数当事者の訴訟 共同訴訟などについて学習する
第12回 管轄 管轄の意義について学習する
第13回 民事執行手続 強制執行手続について学習する
第14回 特別な訴訟 特許訴訟、国際訴訟などについて学習する
第15回 総括 総括、司法制度改革について

教科書

伊藤眞『民事訴訟法』(有斐閣)

参考書、講義資料等

民事訴訟法判例百選(有斐閣)

成績評価の基準及び方法

日常の課題(20%) 筆記試験(80%)

関連する科目

  • LAH.S102 : 法学(民事法)A
  • LAH.S202 : 法学(民事法)B
  • LAH.S303 : 法学(民事法・知財)C
  • LAH.S101 : 法学(憲法)A
  • LAH.S250 : 社会科学系ゼミ(法学ゼミ)1

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

民法の基礎的な知識が必要である。民法を既習か同等の学力があることが望ましい。
講義中は、スマートホン、PCは指定された課題を行うとき以外は使用できない。
手書きのノートを課題として提出してもらう場合があるので、ノートを持参してほしい。

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