グローバル化の時代にあって忘れられがちな国際社会の諸相に案内する。具体的にはドイツ、フランス、イタリア、ロシア、チェコ、メキシコ、ブラジルの7カ国に焦点をあわせながら、各国文化の民族性、伝統、歴史、社会などを概観する。各地域の専門研究に従事する7人の講師が、それぞれ独自の切り口から、オムニバス形式でこの7地域をあつかう。
本講義のねらいは、異文化理解の促進と国際意識の醸成である。一連の講義を通じて得た知識は、履修者が将来、多様な文化的出自の持ち主たちが集まるグローバルな環境で生きることになったときに、かならずや力になるだろう。
本講義を履修することによって以下の能力を修得する。
1)あらゆる文化が等しく人間的で、なおかつそれぞれ独自の特徴をもつことが理解できる。
2)国際的視野から自国文化の特徴を考えられる。
3)国際社会の諸問題を多角的にとらえられる。
国際意識醸成、地域文化論、国際社会、イタリア、ドイツ、チェコ、フランス、ロシア、メキシコ、ブラジル
専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
授業ガイダンスのあと、7人の講師がオムニバス形式で7カ国について講義する。履修者は毎回リアクションペーパーを提出する。
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 授業ガイダンス――グローバル化と文化の多様性(三ツ堀広一郎) | 各回の授業で指示する。 |
第2回 | ドイツの文化(小笠原能仁) | |
第3回 | イタリアの文化(河村英和) | |
第4回 | ドイツの社会(小笠原能仁) | |
第5回 | イタリアの社会(河村英和) | |
第6回 | ロシアの文化(土田久美子) | |
第7回 | メキシコの文化(内田兆史) | |
第8回 | ロシアの社会(土田久美子) | |
第9回 | メキシコの社会(内田兆史) | |
第10回 | チェコの文化(宮崎淳史) | |
第11回 | ブラジルの文化(スエナガ エウニッセ) | |
第12回 | チェコの社会(宮崎淳史) | |
第13回 | ブラジルの社会(スエナガ エウニッセ) | |
第14回 | フランスの文化(中島太郎) | |
第15回 | フランスの社会(中島太郎) |
特になし
講義資料は教室で配布する。
授業への参加度(リアクションペーパーによる)が40%、学期末のレポート課題が60%。
特になし