2016年度 統計学B   Statistics B

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開講元
文系教養科目
担当教員名
大林 真也 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月1-2(S011)  木1-2(S011)  
クラス
-
科目コード
LAH.T201
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 統計的手法は自然科学・社会科学・人文学など、様々な領域で活用されている。本講義では、統計学の基礎を学ぶ。講義内容には、記述統計、確率と主な確率分布(二項分布、正規分布、t分布等)、標本抽出、推定、仮説検定、相関と回帰、分散分析等の理論的基礎及び計算法・応用法が含まれる。
 本講義のねらいは、統計的思考と基本的な統計手法を習得することにある。履修者は、データの記述法や仮説検定、統計的推論の方法を身に付けることで、統計分析を用いた研究に進むことができる。

到達目標

 本講義の履修を通じて、履修者は次の知識と能力を習得する。
1)記述統計、確率と確率分布、標本抽出、推定、仮説検定、相関と回帰、分散分析等に関する基礎理論を理解する。
2)上記について計算法を習得する。
3)実際の研究における計算例を理解する。
4)統計分析を行う上で留意すべき点を理解する。
5)基本的な分析結果を解釈できる。

キーワード

記述統計、確率と確率分布、標本抽出、推定、仮説検定、相関と回帰、分散分析

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

教科書に従い、統計学の基礎理論と計算法を講義する。授業の終わりに毎回計算課題がある。授業内で取得したデータを分析することもある。期末に講義全体を範囲とした期末試験を行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション:統計的思考 統計的思考と統計アプローチの特徴・役割を理解する。
第2回 統計的方法の性質 教科書第1章を読み、統計的方法の性質や思考法を理解しておく。
第3回 標本データの記述 教科書第2章を読み、標本データの記述法・計算法を理解しておく。
第4回 確率と確率分布1 教科書第3章を読み、加法定理・乗法定理・ベイズの定理、順列・組み合わせ等を理解しておく。
第5回 確率と確率分布2 教科書第4章を読み、離散型・連続型確率変数について理解しておく。
第6回 確率と確率分布3 教科書第5章を読み、二項分布、正規分布等の性質を理解しておく。
第7回 標本抽出 教科書第6章を読み、標本抽出の考え方と計算法を理解しておく。
第8回 推定 教科書第7章を読み、標本抽出の考え方と計算法を理解しておく。
第9回 仮説の検定 教科書第8章を読み、仮説検定の考え方と計算法を理解しておく。
第10回 カイ二乗検定 教科書第10章を読み、カイ二乗検定の考え方と計算法を理解しておく。
第11回 母数によらない検定 教科書第12章を読み、母数によらない検定の考え方と計算法を理解しておく。
第12回 分散分析 教科書第11章を読み、分散分析の考え方と計算法を理解しておく。
第13回 相関と回帰 教科書第9章を読み、相関と回帰の考え方と計算法を理解しておく。
第14回 重回帰 教科書第13章を読み、重回帰モデルと計算法を理解しておく。
第15回 統計的決定問題 教科書第14章を読み、統計的決定問題の考え方と計算法を理解しておく。

教科書

ホーウェル『初等統計学』培風館

参考書、講義資料等

授業内で指示する。

成績評価の基準及び方法

毎回の授業における小課題30%、期末試験70%で評価する。

関連する科目

  • LAH.T101 : 統計学A
  • LAH.T301 : 統計学C

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

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