2016年度 コミュニケーション論B   Communication B

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開講元
文系教養科目
担当教員名
中野 民夫 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月1-2(M011)  木1-2(M011)  
クラス
-
科目コード
LAH.H207
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義は、簡単な正解のない様々な課題に対して、多様な人々が「協働」で取り組むことが求められる時代に、人と人が対面して話し合うコミュニケーション力を高める。自ら良き話し手、聴き手になるだけではなく、人々が集い話し合う場を適切に創り、円滑に進行していく「ファシリテーション」の基本技を身につける。
 ねらいは、今後のチームでの研究活動など、様々な人が協働する場に活かせる生身のコミュニケーション力を、楽しいワークショップ体験を通じて向上させること。

到達目標

 本講義を履修することによって以下の能力を修得する。
1)初対面の人とでも、創造的な対話が楽しめるようになるなど、対人コミュニケーションの力を身につける。
2)人々が集い話し合う適切な場を創り、円滑に進行するファシリテーションの基本を身につける。

キーワード

コミュニケーション、ファシリテーション、対話、協働、ワークショップ

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

教員からの一方的な講義ではなく、受講生が主体となって小グループで話し合ったり、考えたり、創造したりする参加体験型のワークショップ形式で行う。小グループでの自己紹介や対話、ペアでのインタビュー、全員参加のワールドカフェというワークショップなどを経験する。後半は、人が集う場をデザインし進行するファシリテーションについて実践的に学ぶ。最後に、自らグループワークを進行するファシリテーターを体験し、フィードバックしあう。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 オリエンテーション、グループワーク体験 体験をふりかえり、ミニレポートに言語化する。
第2回 ワークショップ入門 体験をふりかえり、ミニレポートに言語化する。
第3回 聴く力。相互インタビュー:ペアでお互いに聴き合う。それを記事にまとめてみる。 体験をふりかえり、ミニレポートに言語化する。
第4回 語る力。他己紹介:聴いた話をまとめた記事を紹介し合う。 体験をふりかえり、ミニレポートに言語化する。
第5回 ワールドカフェ①:全員参加の対話ワークショップを体験する。 体験をふりかえり、ミニレポートに言語化する。
第6回 ワールドカフェのふりかえり、ファシリテーション入門。 体験をふりかえり、ミニレポートに言語化する。
第7回 ファシリテーションの基本技①:「場」づくり 体験をふりかえり、ミニレポートに言語化する。
第8回 ファシリテーションの基本技②:グループサイズ 体験をふりかえり、ミニレポートに言語化する。
第9回 ファシリテーションの基本技③:問い 体験をふりかえり、ミニレポートに言語化する。
第10回 ファシリテーションの基本技④:見える化と、インストラクション他 体験をふりかえり、ミニレポートに言語化する。
第11回 ファシリテーションの基本技⑤:企画とプログラムデザイン 自分なりのワークショップの企画とプログラムデザインを作る
第12回 各自の企画とプログラムデザインのブラシュアップ フィードバックを元に、企画とプログラムデザインを修正する
第13回 ファシリテーター実習①:自分で企画したグループワークを進行してみる 実践した人は、ふりかえり。次週の人は準備。
第14回 ファシリテーター実習②:自分で企画したグループワークを進行してみる 実践した人はワークのふりかえり。全員、全体のふりかえりレポートを書く。
第15回 全体のふりかえり:ふりかえりレポートを元に、学びを確認する 総復習

教科書

特に指定しない。

参考書、講義資料等

『ワークショップ』(中野民夫著、岩波新書)、『ファシリテーション革命』(中野民夫著、岩波アクティブ新書)

成績評価の基準及び方法

授業への参加度(毎回の宿題と積極的な参加):80%、最後のファシリテーター実習の自己評価・他者評価:20%

関連する科目

  • LAH.H107 : コミュニケーション論A

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

参加型の授業なので、積極的な参加意欲は不可欠。

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