2016年度 文化人類学A   Cultural Anthropology A

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開講元
文系教養科目
担当教員名
上田 紀行 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6(H101)  
クラス
-
科目コード
LAH.H103
単位数
1
開講年度
2016年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2016年9月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 文化人類学の入門講義である。
 文化とは何か、文化を学ぶ意義はどこにあるのか、様々な文化でいかに多様な世界観、物の見方があるのか、といった文化人類学の初歩をワークショップ方式を交えながら、自ら体験しながら学んでいく。
 本講義のねらいは、人間の文化・社会生活の多様性や複雑性に対する人類学的な視点に気づき、自らの視野を広げるとともに、多様な価値観の中でのコミュニケーション能力を高めることである。講義はワークショップも取り入れたライブなものとなる。

到達目標

本講義を履修することによって、以下の能力を習得する。
1)人間の文化の多様性を理解できるようになる。
2)多様な価値観の中で、他者の考えを理解し、自分の主張ができるようになる。

キーワード

文化、世界観、多様性、コミュニケーション

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義形式のほか、ワークショップも取り入れ、自ら発見していくプロセスを大切にする。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション 文化を学ぶ現代的意義を理解する。
第2回 文化の多様性 異なる文化によっていかに世界の捉え方、物の見方が異なるかを理解する。
第3回 ワークショップ「他者を理解する・説明する」 他者の考えていることを理解し、それを他の人に説明できるようになる。
第4回 社会と人間1 人間は社会的存在であるということについて根本から理解する。
第5回 社会と人間2ーフィルムセッション「スリランカの悪魔祓い」 講師のフィールドワークを共有し、人間の社会性について理解を深める。
第6回 人類史総まとめー私たちはいかにして君になったか 人類史を総覧し、自分自身の人類史的位置づけを理解する。
第7回 現代と人間 現代社会を文化人類学的に捉え、その意味を理解する。
第8回 ワークショップ「私はいかに生きるか」 現代的課題を負った「人類」としていかに生きるかを探究する。

教科書

教科書は使用しない。資料は毎回の授業で配布する。

参考書、講義資料等

上田紀行『生きる意味』(岩波新書)、『人間らしさ 文明、宗教、科学から考える』(角川新書)、『『人生の〈逃げ場〉 会社だけの生活に行き詰まっている人へ 』(朝日新書)、『かけがえのない人間』(講談社現代新書)、『スリランカの悪魔祓い』(講談社文庫)、『ダライ・ラマとの対話』(講談社文庫)

成績評価の基準及び方法

レポート、講義の感想シート、講義への参加、貢献。

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履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

事前に身につけておくべき条件はない。講義への積極的な参加を期待する。

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