実際の社会における技術者の行動を基に、その事例の当事者に自分を置き換えること、すなわち、仮想体験によって、より深く技術者の判断と行動を理解する。
安全に関する日本と欧米の考え方の違いを理解し、これからの日本の安全の在り方を考える
1.技術者の社会的責任について説明できる
2.これからの日本の安全管理について、自分の考えを説明できる。
3.リスクマネジメントの実践的知識を身につける
✔ 該当する | 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容) |
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化学会社の研究開発 研究者10年、主任研究員10年 所長10年 会社経営 6年 |
リスクアセスメント、リスクマネジメント、不確実な情報下での意思決定、研究倫理、仮想体験、技術者の責任
専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
✔ 技術者としてのPhiloophy |
双方向講義
実際の実例を使って、そこにおける技術者の行動について考える。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 技術者倫理とは何か 科学者と技術者との違い | 科学技術者の社会的責任 |
第2回 | 技術者のジレンマー1 企業不祥事はなぜ起きるか | 企業不祥事における技術者の責任 |
第3回 | 技術者のジレンマー2 企業不祥事と内部告発 | 企業不祥事の背景 内部告発の基準 |
第4回 | 技術者のジレンマ-3 不確実な状況下での意思決定 | 不確実な状況下での意思決定 |
第5回 | 製造現場の変化と技術・技能継承 | 日本の製造現場の課題 |
第6回 | どこまで安全を求めるか 日本の安全認識は世界に通用するか | 安全に関する日本とグローバルな認識との違い |
第7回 | これからの科学技術と技術者の責任 科学技術者は社会とどのように共生するか? | 科学技術の未来に対する技術者の責任 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
中村昌允 「技術者倫理とリスクマネジメント」、オーム社、2012年
中村昌允「製造現場の事故を防ぐ安全工学の考え方と実践」 オーム社、2013年
出席率70%以上を評価
課題レポート
毎回の講義における小レポート
1、企業における実経験を有する者が望ましいが、意欲のある学部生でも可
2.これからの日本の製造業の生き残りと安全マネジメントに関心がある
masayoshi.nakamura[at]jcom.zaq.ne.jp
090-8013-0060
講義の前後