本講義では,技科学技術政策の現状と課題,科学技術研究の倫理的・法的・社会的課題(ELSI)など,科学と社会に関わるテーマを包括的に概観する.Iでは,科学技術政策の成り立ちと研究評価の課題を中心に取り上げる.
この授業の修了時までの到達目標は以下である.
1. 科学技術政策の意義と変遷を理解する.
2. 日本の研究評価の現状と課題について理解する.
科学技術政策,研究評価,科学研究ガバナンス,倫理的・法的・社会的課題(ELSI)
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
毎回の講義を通じて科学技術政策と社会的課題について学び,課題において学んだ内容の理解を深める.
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | イントロダクション | 講義の概要と狙いおよび課題について理解する |
第2回 | 科学技術政策という視点 | 科学技術政策の概況,欧州・米国に状況について理解する |
第3回 | 日本の科学技術政策 | 日本における科学技術政策について理解する |
第4回 | 日本の研究評価の現在と課題1 | 科学研究ガバナンスと研究評価,日本における研究評価の制度等について理解する |
第5回 | 日本の研究評価の現在と課題2 | 日本におけるファンディングシステム,研究評価による研究活動等について理解する |
第6回 | インパクト評価をめぐる議論の現在と課題 | インパクト評価の概略と日・欧・米の状況について理解する |
第7回 | グループ課題発表と総括 | 課題をまとめたプレゼンテーションを行う |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
標葉隆馬,責任ある科学技術ガバナンス概論,ナカニシヤ出版,2020.
補足資料は,Webシステムを通じて配布する.
講義中への貢献:30%,最終課題レポート:70%
特になし