バイオ・ヘルスケア産業は、人類の健康と福祉の向上を目的に、民間・公的セクターに展開する一大産業を形成している。
本講義では、バイオ・ヘルスケア産業の概要、関連技術の企画・設計、研究・開発及び管理・活用の方向性、及びバイオ・ヘルスケア・ビジネスの代表的な事例を扱う。
技術・イノベーション経営の見地から、バイオ・ヘルスケア産業の構造とダイナミクスを概観し、課題と展望について理解を深めることを目標とする。
✔ 該当する | 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容) |
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本講義は、バイオ・ヘルスケア分野における研究開発・コンサルティング・ベンチャーキャピタルの経験を有する実務家教員が担当する。発展的内容は適宜、外部の実務家をゲスト講師に起用して実施する。 |
バイオテクノロジー、医薬品・医療機器、再生医療、産業構造、企業経営、エコシステム
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
本講義では、各分野について、1回を基礎、1回を発展とする。前者では各産業を概観し、基礎知識の涵養をはかるとともに、課題と展望を議論する。後者では各産業の企業事例に基づくケーススタディーや、有識者による講演等を通じて、技術経営及びイノベーション経営の意味合いを議論する。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | イントロダクション | 特になし |
第2回 | 医薬品① | 左記分野の産業概観 |
第3回 | 医薬品② | 左記分野の企業事例 |
第4回 | 医療機器① | 左記分野の産業概観 |
第5回 | 医療機器② | 左記分野の企業事例 |
第6回 | 遺伝子・細胞治療① | 左記分野の産業概観 |
第7回 | 遺伝子・細胞治療② | 左記分野の企業事例 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
各講義で配布する(OCW-i経由で事前に掲示する)。
各講義で指定する。
講義への出席、講義への参加度及び演習課題の成績をもとに評価する。詳細は第01回の講義で解説する。
条件ではないが、「バイオ医療技術と経済・社会システム II」(TIM.C515)を併せて履修することが望ましい。
授業計画はモデルケースである。実際の開講内容は、各年度の講義スケジュールを確認すること。