本講義では、新しいテクノロジーがいかにして生まれ、イノベーションの誘発によってどう進化し、経済・社会システムをどのようにして変えていくのかについての仕組みを理解する。さらに、デジタルテクノロジーを社会実装して、経済・社会システムを変えるための前提や原則、課題をグループワークを通じて学習する。
本講義の目標は以下の2つである。
- テクノロジーの進化原理を理解する
- デジタルテクノロジーを社会実装し、ビジネスや社会システムを変革するための実践力を身につける
イノベーション、インパクト、ガバナンス、組み合わせ進化、構造の深化、センスメイキング、テクノロジー、リスク
✔ 専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
この授業では参考図書にあげた2冊の本をベースとし、グループワークによる議論を通じて、到達目標に掲げた事項を修得する。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | テクノロジー進化論の概略 | テクノロジーの生成と進化のメカニズムの全体像を理解する |
第2回 | テクノロジーの構造と進化 | 組み合わせ進化と構造の深化についてグループで議論する |
第3回 | テクノロジーの進化と社会・経済の進化 | テクノロジーの表現としての社会・経済、構造変化についてグループで議論する |
第4回 | デジタルテクノロジーの社会実装の概略 | 成功する社会実装の原理と事例を知る |
第5回 | デジタルテクノロジーの社会実装 (1) | インパクトとリスクに関してグループで議論する |
第6回 | デジタルテクノロジーの社会実装 (2) | ガバナンスとセンスメイキングに関してグループで議論する |
第7回 | プレゼンテーション | グループごとに発表し議論を行う |
講義後に参考文献の該当箇所を読んで復習することを推奨する
スライドを配布する
- ブライアン・アーサー『テクノロジーとイノベーション 進化/生成の理論』みすず書房 (2011)
- 馬田隆明『未来を実装する テクノロジーで社会を変革する4つの原則』英治出版 (2021)
授業貢献度30%、プレゼンテーション40%、課題レポート30%
なし