企業の新規事業の成功・競争力強化につながる研究開発・事業化における知的財産のマネジメントのあり方について講義する。特に、近年重要性が増しているデータ知財戦略や企業における標準化や営業秘密を含めた知的財産戦略について講義する。
データ知財の基本概念、特許制度と不正競争防止法にかかる営業秘密、限定提供データ戦略の概略を理解するとともに、DXによるノベーションプロセスのなかで、産業別に統合的に知的財産戦略をどのように進めていくかについて修得する。
✔ 該当する | 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容) |
---|---|
すべての講師が現場に通ずる実務経験を持つが、特に、データ知財戦略に関し、日本の第一人者である渡部俊也東大教授を講師として招聘している。 |
データ知財、ビジネス戦略、知的財産権、国際交渉
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
知的財産戦略の多方面の経験豊富なゲスト講師による講義を基に、知的財産マネジメントについて理解し議論する。
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 知的財産マネジメントとデータ知財1 | データ知財の扱いの基礎を理解する。 |
第2回 | 知的財産マネジメントとデータ知財2 | データ知財の扱いの実際を理解する。 |
第3回 | 国際ビジネスとデータ知財 | データIPに関する国際事業活動について理解する。 |
第4回 | 企業における知的財産と営業秘密1 | 企業における知的財産と営業秘密管理の関係を理解する。 |
第5回 | 企業における知的財産と営業秘密2 | 企業における知的財産と営業秘密管理の関係を理解する。 |
第6回 | 企業における知的財産戦略総括1 | 産業別に企業における知的財産の実践的なマネジメントを理解する。 |
第7回 | 企業における知的財産戦略総括2 | 産業別に企業における知的財産の実践的なマネジメントを理解する。 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
特になし
授業において講義資料を配布する
授業への参加・貢献(約30%)、最終課題(約70%)
TIM.B517 : 知的財産マネジメント Iを受講していることが望ましい。