2020年度 ユーザリサーチ概論   An introduction to user research

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開講元
技術経営専門職学位課程
担当教員名
杉原 太郎 
授業形態
講義    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
土7-8(CIC913)  
クラス
-
科目コード
TIM.A412
単位数
1
開講年度
2020年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2020年9月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

【概要】
 本講義では,技術を使うユーザに関する基礎を学習する.講義は,ユーザの特性を個人,社会的振る舞い,技術の未成熟さによる影響の3部で構成し,全体を通してユーザの技術に対する振る舞いならびに社会科学のデータに関する理解を深める.

【ねらい】
技術経営の学習・研究を進める上では,技術を使うユーザについて理解しておくことが望ましい.本講義では情報技術にまつわる複雑な技術・社会・ユーザの関係を紐解くために,ユーザに価値をもたらす研究と手法を概観する.問題の複雑さを理解した上で,ユーザの発言や行動の源泉に接近しようとする習慣を身につけることを目標とする.

到達目標

この授業の到達目標は以下である.
1. 情報技術に関するユーザの特性を理解する.
2. 人工物や情報を扱う際の人間の思考や振る舞いを理解する.
3. ユーザ特性を調べる際の方法の概略を理解する.

キーワード

ユーザリサーチ,ユーザエクスペリエンス,人間中心デザイン

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回の講義を通じてユーザリサーチについて学び,最終課題レポートにおいて学んだ内容の理解を深める.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション 講義の概要と狙いおよび課題について理解する
第2回 ユーザの個人特性1(感覚) 技術利用に関する人間の感覚について理解する
第3回 ユーザの個人特性2(認知・思考) 技術利用に関する人間の認知・思考について理解する
第4回 社会・組織からの影響に由来するユーザの反応・行動1 社会・組織からの影響に由来するユーザの反応および行動について理解する.
第5回 社会・組織からの影響に由来するユーザの反応・行動2 社会・組織からの影響に由来するユーザの反応および行動について理解する.
第6回 社会・組織からの影響に由来するユーザの反応・行動3 社会・組織からの影響に由来するユーザの反応および行動について,例に基づいて理解する.
第7回 ユーザエクスペリエンスと人間中心設計 ユーザのための技術開発の方略として,ユーザエクスペリエンスの概略を理解する.

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし.講義資料は,システムを通じて配布する.

参考書、講義資料等

特になし.

成績評価の基準及び方法

講義中への貢献:30%,最終課題レポート:70%

関連する科目

  • TIM.B531 : 情報と知識のマネジメントI
  • TIM.B522 : 組織戦略とICT II
  • TIM.C517 : 情報・サービスと経済・社会システム II
  • TIM.A513 : ユーザ調査法

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特にありません.

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