2017年度 技術者倫理 I   Engineering Ethics I

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
技術経営専門職学位課程
担当教員名
中村 昌允 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
土7-8(田町CIC812)  
クラス
-
科目コード
TIM.A530
単位数
1
開講年度
2017年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2017年3月17日
講義資料更新日
2017年11月19日
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

現代社会は、それぞれの専門家が、それぞれの分野で最善を尽くすことをお互いに信頼しあうことによって成り立っている「相互依存社会」である。
プロフェッショナルな技術者になるための技術者倫理の考え方を、事例に基づいて討議し、自分で考え、判断し、行動できる自らの基準を作る。

到達目標

1.技術者の社会的責任について説明できる
2.説明責任を果たすために、技術者が身に付けることを理解し、説明できる。
3.技術者がジレンマに対して、どのように考え対処するかを説明できる。

キーワード

1.技術者の社会的責任 2.相互依存社会 3.説明責任 4.内部告発 5.技術者のジレンマ 6.プロフェッショナルエンジニア 7.専門職倫理

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

1.講義資料は、毎回作成
2.双方向でのやり取りを主に講義を進める。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 技術者倫理とは何か 技術者倫理綱領の理解
第2回 福島原発事故と科学技術者の責任 福島原発事故におけるリスクマネジメント
第3回 説明責任-1 放射線問題 説明責任を果たすために、技術者に期待されることは何か? 
第4回 説明責任-2 津波予測と防潮堤の判断 津波は予測できたか 防潮堤建設の判断
第5回 危機に際しての技術者の判断 危機に際しての技術者の行動
第6回 STAP問題と研究者の倫理 研究倫理 研究指導者の役割
第7回 技術者のジレンマ-1 内部告発 内部告発は最後の手段で、倫理的に許容されるには基準がある。どんな手順を踏むか?
第8回 技術者のジレンマ-2 不確実な状況下での意思決定 不確実な状況での意思決定の考え方

教科書

中村昌允「技術者倫理とリスクマネジメント」、オーム社、(2012年)

参考書、講義資料等

中村昌允「製造現場の事故を防ぐ安全工学の考え方と実践」、オーム社、(2013年)

成績評価の基準及び方法

1.出席70%以上について成績を評価する。
2.評価は、毎回の小レポートと課題レポート
3.ポイント 自分の考えが記載されているか

関連する科目

  • 技術者倫理Ⅱ

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

1.社会人経験があった方が好ましいが、意欲ある学生ならば学部卒でも可。
2.リスクとベネフィットとの比較のもとに、判断・行動する考えに理解すること
3.技術者倫理Ⅱを受講する予定の者

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

メール: masayoshi.nakamura[at]jcom.zaq.ne.jp
電話番号 090-8013-0060

オフィスアワー

講義の前後の時間

このページのトップへ