2017年度 イノベーションシステム II   Innovation System II

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開講元
技術経営専門職学位課程
担当教員名
宮崎 久美子 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金9-10(W932)  
クラス
-
科目コード
TIM.C413
単位数
1
開講年度
2017年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2017年10月9日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

21世紀には、知識主導型経済への移行に伴い、競争力の根源は生産性の向上ではなく、創造性、差別化とイノベーションにシフトしている。 全てのセクターにおいてミクロからマクロレベルでイノベーションを興すことが必要である。企業におけるイノベーション創生にはその基盤となる国全体としてのシステム、およびセクターのイノベーションシステムが大きく影響する。 
セクターイノベーションシステム及び、ナショナルイノベーションシステムに関した諸概念に関する知識を習得することが目的である。企業、セクター、国家のレベルにおける技術戦略に関する課題やイノベーションを興す上での政府の役割について論じる。また、現状の世界をめぐる環境を踏まえ、情報通信分野、ロボット、移動体通信、ナノテクノロジーやハイテク、サービス分野等におけるイノベーションシステムについて解説する。米国やEU、英国のイノベーション政策、また東南アジアのキャッチアップ戦略について解説する。

到達目標

イノベーションの重要な基盤となるナショナルイノベーションシステムとセクターイノベーションシステムの全般的、基本的知識を習得し、国家レベルとセクターレベルのイノベーションシステムを分析するための手法を習得する。具体的にはイノベーションモデル、イノベーションの概念、オープンイノベーション、技術の普及課程、イノベーションネットワーク、産学連携、分野別イノベーションモデル、シリコンバレーモデル、EUモデル、英国のイノベーション政策、東南アジアのキャッチアップ戦略等について学習する。

キーワード

セクターイノベーションシステム、戦略、イノベーションネットワーク、ナショナルイノベーションシステム、技術システム, オープンイノベーション、アジアにおけるキャッチアップ戦略、米国、EUモデル

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

Q4から成る。学生はアクティブラーニングにより学習する。数回のチームプレゼンテーション、小テスト、 ディスカッションやグループ作業を行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 国家的イノベーションシステムと国の競争力 国家的イノベーションシステムと国の競争力について学習する
第2回 英国におけるイノベーション政策(M. Norton) 英国のイノベーション政策について学習する
第3回 セクターイノベーションシステム セクターイノベーションシステムの概念について学習する
第4回 東南アジアにおけるキャッチアップ戦略(P. Intarakumnerd, GRIPS) 東南アジアにおけるキャッチアップ戦略について学習する
第5回 ヘルスケア分野におけるセクターイノベーションシステム(仙石慎太郎) ヘルスケア分野におけるセクターイノベーションシステム
第6回 ナショナルイノベーションシステム、米国シリコンバレーモデル ナショナルイノベーションシステムの概念とシリコンバレー型USモデル、EUモデルについて学習する
第7回 チームプレゼンテーション チームプレゼンテーション
第8回 イノベーションシステム、将来に向けての課題 イノベーションシステムおよび将来に向かての課題についてディスカッションする

教科書

無し

参考書、講義資料等

講義資料や文献は配布する

成績評価の基準及び方法

小テスト(10%), チームプレゼンテーション(60%), 小論文(20%) クラスでの発言(10%)によって評価される

関連する科目

  • TIM.C412 : イノベーションシステム I

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

経済や経営の知識は必要ない。 前以てTIMC412を受講しなければならない。

その他

英語のコースである。積極的に発言することが望ましい

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