2016年度 エネルギー技術と経済・社会システム II   Energy Technology and Social System II

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開講元
技術経営専門職学位課程
担当教員名
後藤 美香  末吉 俊幸 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
土7-8(田町CIC913)  
クラス
-
科目コード
TIM.C513
単位数
1
開講年度
2016年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 本講義では、グローバル化する社会の中で近年重要性を増しているエネルギーと環境の問題について、各種統計データ、資料、論文等に基づき、国内外の現状と課題の所在を明らかにする。また、エネルギーや環境の問題を、技術と経済、社会システムとのかかわりの中で考察するための基本的知識と、課題に対する解決策を模索するための枠組みについて、具体的な政策や分析事例を通じて提供していく。
 エネルギー、資源、環境という、相互に密接に関連した社会的課題について、全体を俯瞰しつつ、一方では個別の課題についてもある程度深く考察できるだけの知識を身につけることを、本講義のねらいとする。特に、思考の過程で経済学の仕組みを活用し、解決策と将来展望について履修者自身が考察できるようになることを目的とする。

到達目標

本講義の到達目標は以下のとおりである。
(1)エネルギーと環境の問題について、国内外の現状と課題を把握する。
(2)エネルギーと環境の問題が、技術や経済、社会システムとどのように関係しているのかを理解する。
(3)エネルギーと環境の問題の解決策について、経済学の仕組みを活用して考察できるようになる。

キーワード

エネルギー問題、環境問題、経済学、エネルギー技術、社会システム

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義でエネルギーと環境の問題に関する基本的な知識と考察力を身につけるとともに、適宜ディスカッションを交えながら進める。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 エネルギーミックスと経済発展 II エネルギーミックスと経済発展の関係から、さらにエネルギー安全保障の問題についても取り上げ、理解を深める。
第2回 シェールガスの市場と影響 シェールガスとエネルギー技術の進歩、エネルギー市場への影響について理解する。
第3回 原子力発電の動向と政策 国内外の原子力発電の動向と政策、経済との関わりや今後の課題について理解する。
第4回 省エネルギー政策 エネルギー消費の削減の意義と省エネルギー政策の背景について理解する。
第5回 スマートメーターと省エネルギー スマートメーターを活用した省エネルギーや温室効果ガス削減のための政策について理解する。
第6回 再生可能エネルギーの動向と政策 太陽光など、再生可能エネルギー発電の動向と普及促進策、その経済的影響について理解する。
第7回 エネルギー技術のイノベーションとエネルギー・ビジネス 将来のエネルギー技術の展望と新たなエネルギー企業の動向について理解する。

教科書

なし

参考書、講義資料等

藤井秀昭著 『入門・エネルギーの経済学』 日本評論社
馬奈木俊介編著 『エネルギー経済学』 中央経済社
資源エネルギー庁 『エネルギー白書』
BP Statistical Review of World Energy

成績評価の基準及び方法

講義参加態度と最終レポート提出により評価する。

関連する科目

  • TIM.A404 : 政治・経済分析基礎 II

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

なし

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