21世紀には、知識主導型経済への移行に伴い、競争力の根源は生産性の向上ではなく、創造性、差別化とイノベーションにシフトしている。 全てのセクターにおいてミクロからマクロレベルでイノベーションを興すことが必要である。企業におけるイノベーション創生にはその基盤となる国全体としてのシステム、およびセクターのイノベーションシステムが大きく影響する。
セクターイノベーションシステム及び、ナショナルイノベーションシステムに関した諸概念について論じる。企業、セクター、国家のレベルにおける技術戦略に関する課題について論じる。また、現状の世界をめぐる環境を踏まえ、情報通信分野、ロボット、移動体通信、ナノテクノロジー等におけるイノベーションシステムについて解説する。
イノベーションの重要な基盤となるナショナルイノベーションシステムとセクターイノベーションシステムの全般的、基本的知識を習得し、国家レベルとセクターレベルのイノベーションシステムを分析するための手法を習得する。具体的には技術競争力の蓄積、技術の普及課程、イノベーションネットワーク、産学連携、分野別イノベーションモデル、シリコンバレーモデル、EUモデル等について学習する。
セクターイノベーションシステム、戦略、 イノベーションネットワーク、ナショナルイノベーションシステム、技術システム
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
Q1とQ2から成る。 学生はアクティブラーニングにより学習する。 数回のチームプレゼンテーション、小テストや、小論文、ディスカッションを通して学習する。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | オリエンテーション | コースの目的や構成について解説する |
第2回 | 知識主導経済における科学、技術とイノベーションモデル | コースに関連した諸概念や理論について理解する |
第3回 | 主な技術の軌跡、イノベーションの失敗と成功要因 | 主な技術軌跡とイノベーションの成功、失敗要因について理解する |
第4回 | 製品ライフサイクル、ナノテクノロジーのケース、小テスト | 製品ライフサイクルについて学習し、小テストを行う |
第5回 | 技術普及 | 技術普及の理論と要因について理解する |
第6回 | 技術普及のケース | 技術普及のケーススタディー(ロボット) |
第7回 | チームプレゼンテーション | 技術普及に関するチームプレゼンテーションを行う |
第8回 | 研究開発のマネジメント、死の谷の克服 | 研究開発のマネジメントと死の谷について解説する |
無し
講義資料や文献は配布する
小テスト(10%)、チームプレゼンテーション(50%)、小論文(20%)、クラスでの発言(20%)
経済や経営の知識は必要ではない
英語のコースである。積極的に発言することが望ましい