2023年度 科学技術社会分野特論F1A   Graduate Lecture in Science, Technology and Society F1A

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開講元
社会・人間科学コース
担当教員名
多久和 理実 
授業形態
講義    (ハイフレックス型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
木3-4(W9-407)  
クラス
-
科目コード
SHS.S443
単位数
1
開講年度
2023年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2023年3月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義は、特に科学革命に関する描写に注目しながら、古代から20世紀までの科学の歴史をたどる。
それぞれの文献の描写の違いを検討し、科学革命が学者たちによってどのように受け取られているのかを考える。

到達目標

本科目を履修することによって、以下を習得する。
1) 科学および科学活動の起源と変遷について知る。
2) 歴史上の科学者の人生の描き方について意見を持つ。今年度はアイザック・ニュートンを取り上げる。

キーワード

科学史 科学哲学 科学者 社会 伝記

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

最初に学生が課題の文献についてプレゼンテーションを行い、その後、ディスカッションを行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション:ニュートンのイメージ アイザック・ニュートンおよび17世紀の自然哲学の概要を知る。
第2回 1. ウールズソープからケンブリッジへ:1642-1664 科学者の若年期についての描写を知る。
第3回 2. 初期の業績:1665-1668 科学者の初期の業績についての描写を知る。
第4回 3. 若い教授と聴衆:1669-1674 科学者の最初のキャリアについての描写を知る。
第5回 4. 学者としての成熟:1675-1683 科学者のオカルト的側面および錬金術についての描写を知る。
第6回 5. 自然哲学者:1684-1695 主著『自然哲学の数学的諸原理』の誕生についての描写を知る。
第7回 6. 晩年:1696-1727 科学者が権威を持ち神話化される過程の描写を知る。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため教科書や配布資料等の該当箇所を参照し、「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

N. Guicciardini, Isaac Newton and Natural Philosophy (London: Reaktion Books, 2018).

参考書、講義資料等

島尾永康、『ニュートン』 、岩波新書、1979年。
中島秀人、『ニュートンに消された男ロバート・フック』、角川ソフィア文庫、 2018年。

成績評価の基準及び方法

授業への参加(出席とコメント)50% 、プレゼンテーション 50%

関連する科目

  • LAH.S433 : 文系エッセンス37:科学史
  • SHS.S461 : 科学技術社会分野方法論S1
  • SHS.S462 : 科学技術社会分野方法論F1

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

主に英語の文献を利用する。
そのため、中級以上の英語読解力があることが望ましい。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

takuwa.y.aa[at]m.titech.ac.jp

その他

参加者によってトピックを変更することがあります。

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