2022年度 政治・法律・行政分野特論S1B   Graduate Lecture in Politics, Law and Administration S1B

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開講元
社会・人間科学コース
担当教員名
渡辺 暁 
授業形態
講義    (ライブ型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月1-2  
クラス
-
科目コード
SHS.P442
単位数
1
開講年度
2022年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2022年3月16日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

基本的には、教員のこれまでの研究(メキシコ現代政治・民主化、メキシコなど中南米の国々からアメリカ合衆国への移民、地域研究と文学、などなど)を振り返り、また現在行っている研究を紹介しながら、受講生の皆さんに研究とは何か、を考えていただき、今後の研究活動のヒントを得ていただくことを想定しています。

また、第3Qのわたしの担当する授業と重なりますが、もう一つのテーマは、「生活と研究」です。昨年からのコロナウィルスの流行により、私たちの生活、そして研究のあり方は一変しました。私はメキシコをフィールドとしていますが、2020年1月1日未明にメキシコを発った飛行機で日本に帰ってきて以来、10数年ぶりに、1年以上メキシコに行かない時間を過ごしてきました。また、東工大に2020年4月に着任しましたが、引き続き山梨に住んでいます。キャンパスには殆ど行かず、自宅で子育てをしながらオンラインで授業をしております。

この経験から、今年度の大学院の授業では、私がこれまでやってきた研究についてご紹介するとともに、研究と生活を結びつけるとは何か、について、考えていきたいと思います。手探りというかいきあたりばったりの授業になると思いますが、どうぞよろしくお願い致します。

到達目標

講師のこれまでの研究について、一定の理解をしていただくこと、そして、受講生の皆さんにこのクオーターの授業を通して、修論・博論の執筆への準備を進めてもらうこと。

キーワード

ラテンアメリカ地域研究・政治・移民・語学とフィールドワーク

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

昨年の授業開始前は、この講師の論文を2から3篇読んできていただき、それについてのディスカッション、それを踏まえて学生の皆さんの簡単な研究紹介、という流れはどうか、と考えていたが、実際にはかなり違うものとなった。場合によっては、毎回の内容を踏まえて次の授業の内容(そして課題)を決める、といった流れになると思うが、ぜひご対応をお願いしたい。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 授業オリエンテーション・参加者自己紹介 この授業の方針について理解する
第2回 メキシコの民主化について 講師が大学院生時代に行った、メキシコの民主化についての調査に関する論文を読み、方法論を理解する。
第3回 民主主義について考える 第2回の議論を受けて、民主化・民主主義とは何かについて、理解を深める
第4回 メキシコからアメリカ合衆国への移民について 講師が民主化論の後にテーマとして取り組んだ、移民に関する論文を読み、二つのテーマの連関を理解する。
第5回 移民について考える 第4回の議論を受けて、移民とは何かについて、理解を深める
第6回 地域研究と文学 講師が研究者として行き詰まっていたときに書いた、文学についての論文を読み、専門性とは何かを考える
第7回 研究とは何かを考える これまでの授業を踏まえ、皆さん一人一人から、研究とは何かについてお話をしていただきます。

授業時間外学修(予習・復習等)

授業で指定された論文を読み、簡単な「メモ」を書いて授業に臨むこと。それ以外にも、授業中に課題を指定する。

教科書

なし

参考書、講義資料等

https://researchmap.jp/akira_watanabe
より、適宜ダウンロードすること。

成績評価の基準及び方法

出席(70%)/レポート(30%)

関連する科目

  • SHS.P441 : 政治・法律・行政分野特論S1A
  • SHS.P462 : 政治・法律・行政分野方法論F1
  • SHS.P461 : 政治・法律・行政分野方法論S1
  • SHS.P443 : 政治・法律・行政分野特論F1A
  • SHS.P444 : 政治・法律・行政分野特論F1B

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

その他

私自身も皆さんとの授業を通して、いろいろと勉強させていただこうと思っています。どうぞよろしくお願い致します。

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