「教育メディア工学B」では,e-Learningコースの理論面を学ぶ。その内容と連動し,「教育メディア工学演習B」では,動画コンテンツや,様々な演習やテストを組み合わせたe-Learningコースを設計,制作する。さらに,e-Learningコースの相互評価を行う。
本授業では,動画,演習等を組み合わせた良質なe-Learningコースを制作することを目的とする.また,そのPDCAプロセスの有効性を学ぶことも目的とする。
・ 動画コンテンツ,様々な演習,テストを組み合わせたe-Learningコースを設計,制作することができる
・ 制作したe-Learningコースの評価を実施することができる
・ フィードバックに基づきe-Learningコースを修正し,PDCAサイクルの有効性を学ぶ
e-Learning,動画クリップ,教授設計法
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
動画コンテンツおよび演習を組み合わせたe-Learningコースの制作演習
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 学習目標と教授法 | 学習目標と教授法の関係を説明する |
第2回 | e-Learningコースの設計 | e-Learningコースを設計する LMS (Learning Management System) 利用の準備をする |
第3回 | e-Learningコースの制作 | e-Learningコースの制作を始める |
第4回 | e-Learningコースの中間バージョン | e-Learningコースの中間バージョンを完成させる |
第5回 | 中間バージョンの相互評価 | e-Learningコースのプロトタイプを相互評価する |
第6回 | e-Learningコースの修正 | 相互評価の結果を受けてe-Learningコースを再修正する |
第7回 | e-Learningコースの相互評価と振り返り | 自らのe-Learningコースを振り返る |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
必要に応じて資料を配付する
・ 鈴木克明(2002)教材設計マニュアル―独学を支援するために,北大路書房
・ 鈴木克明ほか(2013)インストラクショナルデザインとテクノロジ: 教える技術の動向と課題,北大路書房
・ Richard E. Mayer(2009)Multimedia Learning,Cambridge University Press
・ Ruth C. Clark, Richard E. Mayer(2011) e-Learning and the Science of Instruction: Proven Guidelines for Consumers and Designers of Multimedia Learning, Pfeiffer
中間コースおよび関連提出物(相互評価含む)(40%)
最終コースおよび関連提出物(相互評価含む)(60%)
「教育メディア工学演習A」とあわせて履修すること。
「教育メディア工学B」と同時履修することが望ましい。