2020年度 科学技術社会分野特論F1A   Graduate Lecture in Science, Technology and Society F1A

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開講元
社会・人間科学コース
担当教員名
多久和 理実 
授業形態
講義    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金3-4(Zoom)  
クラス
-
科目コード
SHS.S443
単位数
1
開講年度
2020年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2020年9月18日
講義資料更新日
2020年10月1日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義は、特に科学革命に関する描写に注目しながら、古代から17世紀後半までの科学の歴史をたどる。
それぞれの描写の違いを検討し、科学革命が学者たちによってどのように受け取られているのかを考える。

到達目標

本科目を履修することによって、以下を習得する。
1) 科学および科学活動の起源と変遷について知る。
2) 現在の起源として過去を見るのか、その時代に価値が置かれていたものを見るのか、歴史の描き方について意見を持つ。

キーワード

科学史 科学哲学 科学者 社会

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

最初に学生が課題の文献についてプレゼンテーションを行い、その後、ディスカッションを行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 記録的学問と論争的学問 「科学」の伝統がどのようなもでであるのか知る。
第2回 パラダイムの形成 クーンのパラダイム論と科学革命について知る。
第3回 紙・印刷と学問的伝統 中世における「科学」について知る。
第4回 近代科学の成立と雑誌・学会 学会とアカデミーの誕生について知る。
第5回 専門職業化の世紀 職業科学者の出現について知る。
第6回 パラダイムの移植 後進国における「科学」について知る。
第7回 その後の変革とデジタル化(補章) 歴史の描き方について意見を持つ。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

中山茂、『パラダイムと科学革命の歴史』、講談社学術文庫、2013年。
英訳版:Shigeru Nakayama, Academic and Scientific Traditions in China, Japan, and the West (University of Tokyo Press, 1984).

参考書、講義資料等

H. F. Cohen, The Rise of Modern Science Explained: A Comparative History (Cambridge: Cambridge University Pres, 2015).

成績評価の基準及び方法

授業への参加(出席とプレゼンテーション)80% 、期末レポート 20%

関連する科目

  • LAH.T102 : 科学史A
  • LAH.T202 : 科学史B
  • LAH.T302 : 科学史C
  • LAH.S433 : 文系エッセンス37:科学史
  • LAH.T420 : 横断科目20:歴史に学ぶ数学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

主に英語の文献を利用する。
そのため、中級以上の英語読解力があることが望ましい。

その他

参加者によってトピックを変更することがあります。

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