2017年度 認知・数理・情報分野方法論F1   Graduate Methodologies in Cognition, Mathematics and Information F1

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開講元
社会・人間科学コース
担当教員名
山元 啓史  栗山 直子  猪原 健弘 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火5-6(W9-707)  
クラス
-
科目コード
SHS.M462
単位数
2
開講年度
2017年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2017年10月4日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

認知・数理・情報分野の研究を進めていく上で、役に立つ方法論を取り上げる。
学生による発表を通し、統計基礎、多変量解析、データ処理、ツールの導入、論文への記載、発表の進め方・まとめ方を学ぶ。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) 多様な数理的手法の性質と特長を理解する
2) 現実の複雑な課題を解決する場面において、適切な手法を選択する
3) 対象と目的に即した数理的手法を中心とする研究計画書の作成を行う

キーワード

研究法、統計、実験計画法、分類、多変量解析、形態素解析、構文解析、グラフ理論、プロトコル解析、SD法、自己組織化マップ

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

前半では数理的手法の基礎について学生が調査し、まとめ、発表をする。後半では、数理手法の応用として、解析手法の使い方を発表していただく。資料は当日オンラインにてpdfを配布する方式にするので、ノートブックパソコンもしくはタブレットなどのインターネット端末を準備すること。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション 最も適切な発表方法、調査方法、調査の手立て、整理の手順について意見交換をし、まとめる。
第2回 分布とその特徴・尺度とその特徴 課題にしたがった発表を行い(あるいは聞き)、ディスカッションを行う。
第3回 要因計画法と分析手法 課題にしたがった発表を行い(あるいは聞き)、ディスカッションを行う。
第4回 分類に関する統計手法 課題にしたがった発表を行い(あるいは聞き)、ディスカッションを行う。
第5回 多変量の処理手法・多次元尺度構成法 課題にしたがった発表を行い(あるいは聞き)、ディスカッションを行う。
第6回 多変量の処理手法・主成分分析 課題にしたがった発表を行い(あるいは聞き)、ディスカッションを行う。
第7回 形態素解析・構文解析 課題にしたがった発表を行い(あるいは聞き)、ディスカッションを行う。
第8回 音声音響分析・文字起こし 課題にしたがった発表を行い(あるいは聞き)、ディスカッションを行う。
第9回 グラフ理論・グラフツール 課題にしたがった発表を行い(あるいは聞き)、ディスカッションを行う。
第10回 インタビュー法: プロトコル分析 課題にしたがった発表を行い(あるいは聞き)、ディスカッションを行う。
第11回 SD法・リッカート法 課題にしたがった発表を行い(あるいは聞き)、ディスカッションを行う。
第12回 自己組織化マップ・PAC分析法 課題にしたがった発表を行い(あるいは聞き)、ディスカッションを行う。
第13回 アイデアのまとめ方・可視化・KJ法 課題にしたがった発表を行い(あるいは聞き)、ディスカッションを行う。
第14回 まとめと冊子の作成 まとめの冊子を完成させる。
第15回 失敗しない研究方法とは何か。 振り返りとディスカッション

教科書

なし

参考書、講義資料等

永田靖,棟近雅彦,『多変量解析入門』, サイエンス社, ISBN-10: 4781909809
安田雪,『実践ネットワーク分析――関係を解く理論と技法』, 新曜社, ISBN-10: 4788507811
今野紀雄, 井手勇介, 『複雑ネットワーク入門』, 講談社, ISBN-10: 4061557807

成績評価の基準及び方法

各授業でグループまたは個人によるハンドアウトの作成とプレゼンテーションを行い、そのパフォーマンスによって評価する。る

関連する科目

  • SHS.M441 : 認知・数理・情報分野特論S1A
  • SHS.M442 : 認知・数理・情報分野特論S1B
  • SHS.D463 : 教育システム研究
  • LAT.A401 : 心理・教育測定基礎編A
  • LAT.A402 : 心理・教育測定基礎編B

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

線形代数学の基礎を習得していることが望ましい。

その他

当講義は理学の内容からなる。(ただし、工学系の研究希望者にも大いに役立つものである)
修士論文の方法論としての準備を行う。

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