2017年度 文化・芸術分野特論F1A   Graduate Lecture in Culture and Arts F1A

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開講元
社会・人間科学コース
担当教員名
畑中 健二 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火3-4(W9-910)  
クラス
-
科目コード
SHS.U443
単位数
1
開講年度
2017年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2017年3月17日
講義資料更新日
2017年9月26日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義では、日本における「自然」の思想を学ぶ。
「自然」に関する諸言説の読解・検討・批判を通して、日本における「自然」観を歴史的・総合的に把握する。

到達目標

本講義では以下を目指す。
1)日本思想史上の「自然」観の特徴、背景、その多様性を把握する。
2)思想史研究で用いられる言説分析の手法の初歩を学ぶ。

キーワード

日本、自然、思想史

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

プリントを配布しての講義形式。スライドやビデオも活用する。また、講義内容に関連し、テーマを定めて少人数によるグループ・ディスカッションを課すこともある。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション:「自然」と「nature」のあいだ 柳父章『翻訳の思想―「自然」とNATURE』(1977)を読む。
第2回 日本の伝統的自然観の再検討(1)仏教思想、老荘思想 三枝博音『日本の思想文化』(1937)を読む。
第3回 日本の伝統的自然観の再検討(2)朱子学と反朱子学 三枝博音『日本の思想文化』(1937)を読む。
第4回 近代日本における自然観の諸相(1)幕末における「究理熱」
第5回 近代日本における自然観の諸相(2)登山と国粋 志賀重昂『日本風景論』(1894)を読む。
第6回 近代日本における自然観の諸相(3)和辻哲郎「風土」 和辻哲郎『風土─人間学的考察』(1935)を読む。
第7回 近代日本における自然観の諸相(4)今西錦司と京都学派
第8回 まとめ

教科書

なし。毎回プリントを配布する。

参考書、講義資料等

参考文献は講義の中で随時紹介する。

成績評価の基準及び方法

期末レポート:100%

関連する科目

  • LAH.H307 : 教養特論:日本思想史

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

なし

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