研究、教育、産業界を問わず、現代の複雑な問題に取り組むために異なる専門知識を結集する、学際性の利点が認識されつつあります。創造性、批判性、想像力は、ポジティブな未来を築くために不可欠なスキルです。この授業では、アートとサイエンスを結びつけてさまざまな思考方法を探求し、実験とコミュニケーションの場を広く提供し異言語、異文化、異学分野を持つ学生たちが議論に参加できる方法論を取り入れていきます。最終回には、成果をグループ内で発表してもらいます。
1) STEAM(科学、技術、工学、数学における芸術の統合)の概念を理解し、アートとサイエンスの間の学際性を説明できるようになる。
2) 創造的エクササイズやプロジェクトを通して、観察、発想、コミュニケーションにおけるスキルを培う。
3) 他者と協力しながら、社会技術的課題に対して創造的対応を考える。
4) 文化、年齢や世代、分野の異なる学生とコミュニケーションができるようになる。
✔ 該当する | 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容) |
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アートとサイエンス融合実践の経験と実績を豊富に持つヘザー・バーネット博士(ロンドン芸術大学)が、本学のGiorgio Salani特任助教と野原佳代子教授の協力のもと本授業を主導します。 |
アート&サイエンス、超学際、STEAM, 異文化横断、創造的思考、批判的、実験的システム、社会
✔ 専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
✔ とくに問い直す思考と問題発見スキル、実践力と問題解決力 |
全6回、1・2回と4・5回は教室でワークショップ、セミナー、ディスカッションなどを行います(15:25-17:05)。3回目は学外で博物館ビジットを行い、アート&サイエンスの展示を探索し現代の社会・環境をめぐる課題を検討します(この日は長いので注意 15:25-18:55)。各回とも、学際的な作業スキルを伸ばし理解を深めるために、小プレゼンテーションとプチ演習を組み合わせて進めます。アイデアを持ち寄って試行する共同プロジェクトも体験してもらう、全員参加型のアクティブラーニング形式です。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | コース紹介とテーマ設定 - 用語の紹介、例示、専門分野のプール、ショートエクササイズ | アートとサイエンスの融合、それらが研究や文化に現れるまでの手法を理解する。 |
第2回 | アート&サイエンスにおけるマテリアル思考、視覚化と抽象化の実践的ワークショップ。 ‐ 具体的には微生物(モジホコリ)やセラミクスなどを導入 | アクティビティにおける手法とそれを使う意図を説明し、自分なりの解釈を取り入れる。 |
第3回 | 文化的サイトビジット 博物館など | アート&サイエンスを実現するアート作品や造形物を鑑賞、解釈。 |
第4回 | プロジェクト構築 ‐ 創造的思考を用いてアイデアを創出、発展させタスクを設定 | ブリーフ(指示の要約)をもとに、ポテンシャルのある方向性を定めアイデアを創出。 |
第5回 | プロジェクト継続 - アイデアの展開について指導 | 各グループのパフォーマンスをそれぞれ批判的に検討し、アクティビティに優先順位をつける。 |
第6回 | プレゼンテーションと振り返り - 学生によるプレゼンテーションの後、Q&Aと意見交換。 | プレゼンに対し適切に質問し、自分のグループのパフォーマンスを批判的に評価し、他のグループにフィードバック。 |
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プレゼン資料の他、セッション中にオンラインで資料が(主要なアート/サイエンスまたはSTEAMリソース)を提供します。
積極的なグループディスカッションへの貢献 (40%)、ビデオドキュメントの提出 (30%)、ミニレポート提出 (30%)
英語でコミュニケーションがとれること。
教室で授業 12月6, 7, 13, 14, 15日 7/8限
サイトビジット 12月8日 15:25-18:55 詳細はT2SCHOLAで共有