道路などのインフラストラクチャーは日常生活や経済活動に不可欠である。ただし、持続可能な社会のためには、環境負荷などの社会的費用を最小限にするインフラストラクチャーの整備方法が必要である。本講義では、ミクロ経済学をベースとしたプロジェクト評価に関する方法論を身につける。特に非市場財の評価方法を詳しく学ぶ。適宜、ケーススタディ事例を交え実践的な知識も身に付ける。
本講義を受講することにより、プロジェクト評価手法の考え方を体系的に理解し、プロジェクト評価の指針を示すことができるようになる。
プロジェクト評価,費用便益分析,便益計測手法
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
講義および数回の演習を実施し、期末テストも実施する。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | プロジェクト評価の概要 | 経済評価,財務評価 |
第2回 | 費用便益分析の基礎 | 費用関数,社会的便益 |
第3回 | 便益・費用の評価 | 競争市場,独占 |
第4回 | 現在価値法 | 社会的割引率 |
第5回 | 非市場財の評価: 非直接市場法(1) | 外部性,時間価値法 |
第6回 | 非市場財の評価: 非直接市場法(2) | ヘドニック価格法,トラベルコスト法 |
第7回 | 非市場財の評価: 表明選好 | 仮想評価法 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
Boardman, A. E., Greenberg, D. H., Vining, A. R. and Weimer, D. L. (2010) Cost Benefit Analysis: Concepts and Practice (4th Edition), Prentice Hall College.
Varian, H.R. (2010) Intermediate Microeconomics- A Modern Approach: 8th Edition, W.W.Norton and Company.
演習, レポート (35),期末試験 (65)
特になし