「デザイン感性をもったエンジニア」をこれからの社会や企業が求めている。ものの機能性とデザインをバランスよく表現する商品を、多様な視点を取り入れて作れる人材であり、その根本には「普遍性・汎用性のある考え方(コンセプト)をいかに形にするか」という課題が潜んでいる。このWSではワンテーマから議論によってコンセプトを構築し簡単な造形デザインを作りプレゼンをする一連のデザインプロセスを体験する。武蔵野美術大学の学生とともに「アイディアが形になるまで」の、さまざまな可能性、発見、試行錯誤の大切さ、普段見落としている大切なものを見つけてほしい。
本ワークショップでは、武蔵野美術大学の学生と混在チームを作り相互の力を補完し合いながら、美大教員らの指導の下で議論とものつくりを体験する。ものの機能性とデザインをバランスよく表現する製品やシステムを、多角的な視点を取り入れながらチームで議論し構築することができるようになる。
コンセプト デザイン 武蔵野美術大学 機能性 ユーザー
専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
7月末~8月頭にかけての5日間、集中講義形式でワークショップを行う。
デザイン系・美術系の学生とともに混在チームを作り「お題からアイディアを生み出し、新規性のあるコンセプトにし、造形表現にするまで」の一連のデザインプロセスを体験する。講義により基礎的なデザイン論と、異専門間コミュニケーションについて学習したのちに、チームごとにワークショップにのぞむ。最終日に、六本木ミッドタウンのデザインハブにおいて一般公開の発表会で造形表現をプレゼンし、外部ビジターらに批評を受ける。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 講義形式で基礎となるデザイン論、異専門間コミュニケーション、記号論などを学習する | お題について背景調査 |
第2回 | ワークショップ1 チームごとにお題から議論し新規性のあるコンセプトを作る | お題からコンセプトへの変換 |
第3回 | ワークショップ2 コンセプトを深く掘り下げて明確化する。後半に中間プレゼンテ―ションを行う | コンセプトの明確化と制作 |
第4回 | ワークショップ3 コンセプトから具体的な造形表現へつなげる作業を行う | コンセプトの造形作品への落とし込み |
第5回 | プレゼンと議論、外部ゲストからの評価 | プレゼン項目確認 |
とくに定めない。
必要に応じてコピーを配布する。
チームでの貢献と最終アウトプット(造形表現とプレゼン)の質。またプレゼンのアピール力と論理性を重視する。
特になし
実施時期は7月最終週から8月第1週にかけた平日5日間+土曜日とする。最終日(プレゼンテーション)は土曜日。
英語で議論を行なうグループも設定する。また日本語による講義の英語アシストも用意する。