2016年度 持続的インフラストラクチャ―のためのプロジェクトマネジメントと評価   Project Management and Evaluation for Sustainable Infrastructure

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開講元
地球環境共創コース
担当教員名
花岡 伸也 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火1-2(I4-B04/05)  金1-2(I4-B04/05)  
クラス
-
科目コード
GEG.P502
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
2016年11月3日
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

ミクロ経済学をベースとしたプロジェクト評価に関する方法論を身につける。特に、市場財と非市場財の評価方法を詳しく学ぶ。適宜、ケーススタディ事例を交え実践的な知識も身に付ける。また、評価手法に関する英語学術論文を各学生が選択し、それを理解した上でプレゼンテーションする機会を作ることで、手法への理解を深める。

到達目標

経済成長には、道路、電力などのインフラストラクチャーの整備が不可欠である。ただし、その整備においては、環境負荷などの社会的費用を最小限にする持続可能なインフラストラクチャーの考え方が必要となる。そのため、プロジェクト評価の方法論を身につけることを目標とする。

キーワード

プロジェクト評価,費用便益分析,非市場財,便益計測手法

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

前半は講義が中心である。後半に全受講者が個別に英語でプレゼンテーションする。プレゼンテーションでは、市場財や非市場財の評価手法に関する英語学術論文を学生が自ら選択し、それを理解して発表する。評価手法が適用されている論文を読むことで、手法の理解を深めることが目的である。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 プロジェクト評価の概要 経済評価,財務評価
第2回 ミクロ経済学の基礎 効用関数,消費者余剰
第3回 費用便益分析の基礎 費用関数,社会的便益
第4回 一次市場における便益・費用評価 競争市場,独占
第5回 二次市場における便益・費用評価 外部性
第6回 現在価値法 社会的割引率
第7回 存在価値の評価 存在価値
第8回 市場財の評価 需要関数,弾力性
第9回 非市場財の評価: 非直接市場法 時間価値法,ヘドニック価格法
第10回 非市場財の評価: 表明選好 仮想評価法
第11回 費用効果分析 費用と効果
第12回 費用便益分析のまとめと精度 精度,感度分析
第13回 分析事例(交通)とプレゼンテーション 交通
第14回 分析事例(電力)とプレゼンテーション 電力
第15回 分析事例(その他インフラ)とプレゼンテーション その他インフラ

教科書

Boardman, A. E., Greenberg, D. H., Vining, A. R. and Weimer, D. L. (2006) Cost Benefit Analysis: Concepts and Practice (3rd Edition), Prentice Hall College.

参考書、講義資料等

Pearce, D., Atkinson, G. and Mourato, S. (2006) Cost-Benefit Analysis and the Environment: Recent Developments, OECD Publishing.
Varian, H.R. (2003) Intermediate Microeconomics: A Modern Approach 6th Edition, W.W.Norton and Company.
UNESCAP (2007) Sustainable Infrastructure in Asia -Overview and Proceedings-.

成績評価の基準及び方法

プレゼンテーション(20)、レポート(20)、中間・期末試験(60)

関連する科目

  • 特になし

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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