2016年度 ケースメソッド:国際開発と人的資源   Case Method for International Development and Human Resources

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開講元
地球環境共創コース
担当教員名
山口 しのぶ  髙田 潤一 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6(I4-B04/05)  
クラス
-
科目コード
GEG.I511
単位数
1
開講年度
2016年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

国連・NGO・援助機関などによる国際的な開発協力・共創の現状と課題を体系的に講義するとともに,ケースメソッドと呼ばれる実際に国際開発・人材育成分野の専門家が経験した事例をケース化した教材を活用し,グループ作業および発表形式をとりいれたアクティブラーニングを実施する.また,教育開発・人材育成に関する歴史,背景,理論,プロジェクト分析手法に加え,国内外の教育開発・人材育成プロジェクト事例を導入することにより,教育開発・人材育成論を包括的に学習させる.

実際の国際開発の現場での経験に基づいたケース教材を活用したケースメソッドを通じ,教育開発・人材育成の場面で生じた様々な課題を,議論やロールプレイングを通じ,開発分野での人材が身に付けるべきスキルやアセットについて議論し,問題分析能力を高めることを目指す.

到達目標

本講義を履修することにより,国際開発論の基礎的知識、理論に加え,特に国際開発協力の観点から,開発における人材育成のための基礎的知識・開発プロジェクト分析手法・ツールを身に着け,これに基づいて問題を分析・解決,議論,判断,交渉,ならびにプレゼンテーションできるようになる。

キーワード

開発プロジェクト,ケースメソッド,国際開発,教育開発,人材育成.

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義室はラウンドテーブル型にセットされ,講義とケースメソッドを組み合わせて進める.講義では,前の週に宿題として割り当てられた資料を下敷きに内容について議論しながら説明を進める.ケースメソッドでは,事前に担当を割り当てられた3~4名の学生が,与えられたケースを分析し,自分がケースの場面でどのような判断・行動をするかをロールプレイングし,その結果について他の学生からの質疑を交えた討論を行う.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 国際開発の歴史,ケースメソッドとは? 開発とは何か
第2回 ポストミレニアム開発目標,人間開発指標2014,教育と情報技術など 文献購読
第3回 ケースメソッド1 社会と開発 ケースの分析とロールプレイング
第4回 科学の発展と国際開発 文献購読
第5回 ケースメソッド2 技術と開発 ケースの分析とロールプレイング
第6回 環境開発,コミュニティー開発と人材育成 文献購読
第7回 ケースメソッド3 コミュニティー開発と人材 ケースの分析とロールプレイング
第8回 まとめ,分析レポート

教科書

UNDP, Human Development Report, 1990, 2001, 2011
Chamber, R., Rural Development: Put the Last First. Pearson, 1995

参考書、講義資料等

Kingsbury, Remenyi, McKay and Hunt, Key Issues in Development, Palgrave Macmillan, 2004
山口しのぶ・毛利勝彦編 (2011) ケースで学ぶ国際開発、東信堂

成績評価の基準及び方法

講義中の議論の参加,ケースメソッドによるロールプレイングを単位取得の必要条件とし,学期末に実施するケースの分析レポートにより,問題を発見し整理する力,論理的に問題の解決法を考える力を評価する(100点).

関連する科目

  • GEG.I401 : 持続的開発と統合的マネジメント

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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