2017年度 放射性物質環境動態   Environmental Dynamics of Radioactive Nuclides

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開講元
原子核工学コース
担当教員名
竹下 健二  松本 義久  相樂 洋  永井 晴康 
授業形態
講義 / 演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
NCL.U403
単位数
2
開講年度
2017年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2017年10月16日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

受講生は、国内開発の最新環境線量情報予測システムWSPEEDI-IIを利用し、仮想的条件の原子力事故による放射性物質の環境拡散をシミュレーションすると共に公衆被ばくを評価する。
原子力事故時放出される放射性物質の環境への拡散と公衆への被ばくを計算シミュレーションで迅速に予測する能力を養う。

到達目標

原子力事故時放射性物質の放出及び生物影響、WSPEEDI-IIシステムの構成及び環境拡散モデルを理解し、放射性物質の環境への拡散と公衆被ばくを計算・予測・評価する能力を取得。

キーワード

放射性物質環境拡散, 原子力事故, WSPEEDI, 大気拡散, 放射性物質の生物影響

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義: 6回, 実習: 10回, 発表: 2回

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 原子力事故と放射性物質放出
第2回 原子力災害ソースターム
第3回 放射性物質の生物影響
第4回 水環境動態一般
第5回 大気拡散環境動態モデル (1)
第6回 大気拡散環境動態モデル (2)
第7回 WSPEEDI-II 使用・インプット作成法 (1)
第8回 WSPEEDI-II 使用・インプット作成法 (2)
第9回 WSPEEDI-II シミュレーション (1)
第10回 WSPEEDI-II シミュレーション (2)
第11回 WSPEEDI-II シミュレーション (3)
第12回 WSPEEDI-II シミュレーション (4)
第13回 WSPEEDI-II シミュレーション (5)
第14回 WSPEEDI-II シミュレーション (6)
第15回 WSPEEDI-II シミュレーション (7)
第16回 WSPEEDI-II シミュレーション (8)
第17回 実習発表 (1) 発表はシナリオ紹介、シミュレーション結果の比較・分析、ディスカッション等を含むこと。
第18回 実習発表 (2) 発表はシナリオ紹介、シミュレーション結果の比較・分析、ディスカッション等を含むこと。

教科書

原子力事故と放射性物質放出, 原子力災害ソースターム, 放射性物質の生物影響, 水環境動態一般, 大気拡散環境動態モデル, WSPEEDI-II 使用・インプット作成法, WSPEEDI-II シミュレーション,実習発表

参考書、講義資料等

中西千佳, 佐藤宗平, 古野朗子, 寺田宏明, 永井晴康, 武藤重男, "原子力緊急時対応のためのWSPEEDI-IIシステユーザーマニュアル," 日本原子力研究開発機構, JAEA-Technology 2011-005, 2011.

成績評価の基準及び方法

発表: 40%, レポート: 60%

関連する科目

  • NCL.U401 : 環境放射線計測フィールドワーク
  • NCL.U604 : 核セキュリティ実習

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

"グローバル原子力安全・セキュリティ・エージェント教育院"の教育課程所属学生のみ

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