本講義では、本講義ではスタートアップ企業に必要なファイナンスの考え方を学ぶ。エンジェル投資家またはベンチャー・キャピタルに対し、事業計画とともにキャッシュフローの見通しや資本政策の考え方を示すことができるようになることを目標とする。
本講義を履修した学生が実際に起業するときに、ファイナンスに関する知識を持って有効な行動がとれることを目標とする。
会計、バリュエーション、ファイナンス
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
講義、クラス討議、プレゼンテーション 1月と2月に実施予定
・ 第1日~第3日は「企業価値」の考え方を学ぶ。
・ 第4日~第6日は起業から上場までの資金調達と資本政策について学ぶ。
・ 第7日は受講生による事業計画・資本政策プレゼンテーションを行う
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | イントロダクション。ファイナンスの基礎:投資の意思決定 | 投資の意思決定について理解できるようになる。 |
第2回 | キャッシュフロー #1 基礎 | キャッシュフローの基礎的な枠組みと概念について理解できるようになる。 |
第3回 | キャッシュフロー #2 起業の文脈で | 起業という文脈におけるキャッシュフローの捉え方について理解できるようになる。 |
第4回 | キャッシュフロー #3 資本支出予算 磯崎:第3章 | 資本支出予算について理解できるようになる。 |
第5回 | 企業価値 #1 磯崎:第4章 ; 水永:附録 | 企業価値の基礎的な枠組みと概念について理解できるようになる。 |
第6回 | 企業価値 #2 | 企業価値の算出方法について理解できるようになる。 |
第7回 | 起業から上場まで 藤野:第1~4章 ; 水永:第7章 | 起業から上場に至る過程について理解できるようになる。 |
第8回 | 資金調達 #1 デットとエクイティ 水永:第5章 | 資金調達の基礎的な枠組みと概念について理解できるようになる。デットとエクイティの2つの方法の違いを説明できるようになる。 |
第9回 | 資金調達 #2 エンジェル、ベンチャーキャピタル、クラウド 磯崎:第7章 | 資金調達における種々のステイクホルダーについて理解できるようになる。 |
第10回 | 資本政策 #1 基礎 磯崎:第6章 ; 石割:第1部 | 資本政策の基礎的な枠組みと概念について理解できるようになる。 |
第11回 | 資本政策 #2 ストック・オプション 磯崎:第5章 | ストック・オプションについてについて理解できるようになる。 |
第12回 | 資本政策 #3 優先株、種類株 磯崎:第8章 | 優先株(種類株)について理解できるようになる。 |
第13回 | コーポレート・ガバナンス 磯崎:第9章 ; 水永:第6章 | 企業統治について理解できるようになる。 |
第14回 | 受講生によるプレゼンテーション | 理解した知識を説明できるようになる。 |
[1] 磯崎哲也(2015)『起業のファイナンス』日本実業出版社
[2] 藤野英人(2013)『「起業」の歩き方』実務教育出版
[3] 石割由紀人(2008)『資本政策立案マニュアル』中央経済社
[4] 水永政志(2013)『ベンチャーファイナンス実践講義』ダイヤモンド社
[1] 磯崎哲也(2015)『起業のファイナンス』日本実業出版社
[2] 藤野英人(2013)『「起業」の歩き方』実務教育出版
[3] 石割由紀人(2008)『資本政策立案マニュアル』中央経済社
[4] 水永政志(2013)『ベンチャーファイナンス実践講義』ダイヤモンド社
授業参加20%、課題20%、プレゼンテーション30%、期末試験30%(期末試験が実施できない場合はレポートを課す)
特になし
第4クオーター期間内(1月と2月)での集中講義の予定。