Computer Aided Engineering (CAE),すなわち設計支援のためのコンピュータによる数値シミュレーション技術およびその可視化技術,さらには最適設計のため の解析技術は現在の産業界で重要な役割を果たしている.この基礎から現状の実用状況について機械工学の複数分野の視点で以下の通り概論する:
1. 緒論
2. 有限要素法の基礎
3. 熱工学分野のCAE概論
4. 構造解析分野のCAE概論
5. 流体工学分野のCAE概論
6. 振動工学分野のCAE概論
7. トライボロジー分野のCAE概論
8. 産業界におけるCAE活用事例の紹介
本講義のねらいは,機械工学分野からの各講師によってCAEの現状について広く概論することと,その中で本質的に重要な学術ポイントの専門理論を解説することである.
本講義では次のような知識を得ることができる.
1)機械工学分野におけるCAEの活用および発展の現状を知る
2)CAEを発展させるための基盤的理論の概要知識の獲得
この科目は,学修目標の
6. 機械工学の発展的専門学力
7. 専門知識を活用して新たな課題解決と創造的提案を行う能力
の修得に対応する.
CAE (Computer Aided Engineering), CAD(Computer Aided Drawing and/or Design), CAM(Computer Aided Manufacturing), 数値解析,コンピュータグラフィックス,最適設計,機械工学
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
本講義は,機械工学での専門分野が異なる教員および産業界からの非常勤講師による複数教員によって包括的形式(omnibus)で行われる.
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | CAE概論、熱工学分野のCAE概論 | CAEの基礎、歴史、応用の概要を学ぶ.また,熱工学分野のCAEの基礎と実用例について学ぶ. |
第2回 | 有限要素法の基礎、構造解析分野のCAE概論 | 多くのCAEソフトの基盤をなす弾性有限要素法の基礎理論を学ぶ.また,構造解析分野のCAEの実用例について学ぶ. |
第3回 | 流体工学分野のCAE概論 | 流体工学分野のCAEの基礎と実用例について学ぶ. |
第4回 | 振動工学分野のCAE概論 | 振動工学分野のCAEの基礎と実用例について学ぶ. |
第5回 | トライボロジー分野のCAE概論 | トライボロジー分野のCAEの基礎と実用例について学ぶ. |
第6回 | 産業界におけるCAE活用事例の紹介 (産業界講師) | 今日の産業界での実用事例を知る. |
第7回 | 産業界におけるCAE活用事例の紹介 (産業界講師) | 今日の産業界での実用事例を知る. |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
指定なし.必要資料は講師から配布
指定なし.
各講師による評価の総計に基づいて行う.期末試験は実施しない.
特段なし