本講義では,特に激甚な災害を引き起こす地震,津波および台風,高潮を取り上げて,その現象,メカニズム,工学的記述について学ぶ。また,都市化や人口増加により顕在化する災害脆弱性の問題について議論する。後半では,災害現象や防災を科学的に取り扱うための統計手法やデータ分析,数値解析の基礎について学ぶ。
本講義を履修することによって次の理解を得る。
(1)災害の発生要因・メカニズム
(2)災害と開発問題の関連性
(3)災害を工学的に扱うための基礎知識
地震,津波,台風,高潮,都市開発,災害リスク・脆弱性,災害統計,データ分析,数値解析
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
講義の中に,学生への質問や演習を交えて進める。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 地震 | 災害メカニズム |
第2回 | 津波 | 災害メカニズム |
第3回 | 気候・台風・高潮 | 災害メカニズム |
第4回 | 数値解析の基礎 | 数値解析 |
第5回 | 災害統計の基礎 | 重回帰分析 / 極値統計解析 |
第6回 | データ分析の基礎 | フーリエ解析 |
第7回 | 災害脆弱性 | ケーススタディー |
学修効果を上げるため,配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書の指定はない。
毎回講義ノートを配布する。
各回の理解度確認演習(100%)
特になし