2020年度 社会環境政策概論   Introduction to Environmental Policy and Social System

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
融合理工学系
担当教員名
村山 武彦  錦澤 滋雄  時松 宏治  高橋 史武  佐藤 由利子 
授業形態
講義    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月7-8(S514)  木7-8(S514)  
クラス
-
科目コード
TSE.C312
単位数
2
開講年度
2020年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2020年12月18日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

今日の環境問題は地域の身近な問題からグローバルな問題まで複雑化・多様化しており、その解決にあたって環境政策が果たすべき役割は大き い。 本講義では、まず環境政策とは何か、なぜ必要かについて、わが国の公害・環境問題の歴史と教訓、および身近な環境問題から学ぶ。次に科学技術 の発展に伴いその必要性が強く認識されるようになった環境リスクの概念をアスベスト問題などを題材に理解する。環境政策は社会・経済状況 や問 題の性質の変化に柔軟に対応していくことが求められ、そのための政策評価の基本的な方法論についても講述する。さらに、エネルギー問題を題材 とした経済面を勘案した評価分析手法や、環境問題を未然防止するための環境アセスメントの考え方や合意形成問題についてもふれる。

到達目標

(1)環境政策とは何かを説明できること
(2)公害・環境問題の歴史を理解する
(3)環境リスクの概念を理解する
(4)政策評価の方法論を理解する
(5)エネルギーの評価分析手法を理解する
(6)環境アセスメントの考え方を理解する

キーワード

環境政策、公害・環境問題、環境リスク、政策評価、ライフサイクルアセスメント、環境アセスメント、エネルギー政策

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

座学が中心となるが、部分的に学生同士のディスカッションや小レポートを書く時間を設ける。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ガイダンス、エネルギー政策 エネルギー政策の実際をエネルギーミックスを在台に理解する
第2回 環境政策:環境アセスメント 環境アセスメントの理論を理解する
第3回 再生可能エネルギーの導入とグリーンジレンマ問題 再生可能エネルギーの社会的受容性とグリーンジレンマの構造を理解する
第4回 奈良から江戸までの環境政策 環境問題・環境政策史を理解する環境政策の理念を理解する
第5回 環境政策の原点:水俣病 公害問題のケースステディを理解する
第6回 身近な環境政策:打ち水からゴミ箱まで 環境政策のケーススタディを理解する
第7回 エネルギーシステム分析 システム分析の考え方を理解する
第8回 ライフサイクルアセスメント ライフサイクルアセスメント分析を理解する
第9回 環境経済評価 環境経済評価手法を理解する
第10回 リスク管理の考え方 リスク管理論を理解する
第11回 環境リスクの評価事例 リスク評価論を理解する
第12回 リスクコミュニケーションを考える リスクコミュニケーション方法論を理解する
第13回 政策・プロジェクト評価の基本的考え方と国内外での取り組み 政策・プロジェクト評価の基本的考え方と国内外での取り組みを理解する
第14回 政策・プロジェクト評価の主な手法1 ロジカルフレームワークを使った政策・プロジェクトの評価の手法を理解する
第15回 政策・プロジェクト評価の主な手法2 政策・プロジェクト評価の他の方法についての理解を深める

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし(毎回、講義資料を配布する)

参考書、講義資料等

毎回、講義資料を配布する

成績評価の基準及び方法

授業中の課題75%、最終レポート25%

関連する科目

  • GEG.S401 : 環境政策論
  • GEG.E501 : 環境アセスメント
  • GEG.S501 : 経済発展と環境対策の歴史と現在の課題
  • GEG.S402 : 資源環境技術のシステムと経済学概論
  • GEG.S402 : 資源環境技術のシステムと経済学概論
  • ENR.A408 : エネルギーシステム経済論
  • GEG.S502 : 持続可能な金融

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

このページのトップへ