2020年度 システムデザインプロジェクト   System Design Project

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開講元
融合理工学系
担当教員名
齊藤 滋規  因幡 和晃  大橋 匠  田岡 祐樹 
授業形態
演習    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金1-4(S323,石川台5号館デザイン工房)  
クラス
-
科目コード
TSE.C202
単位数
1
開講年度
2020年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2020年9月18日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

システムデザインとは、道具を媒介とした問題解決の仕組みをデザインすることである。問題解決における道具の機能は、ユーザーの置かれた状況に依存し、作り手から見ていかに独創的で高機能であってもユーザーが使えなければ役に立たない。授業では、「使える道具」をデザインするために、ユーザーの何に共感し、どのように問題を定義し、問題定義に基づいてどのような道具(機械)のプロタイプを試作し、ユーザーテストをどのようにするのかという「デザイン思考」のプロセスを実践を通じて学ぶ。あわせてデザイン思考の理論的背景としてのユーザー中心デザイン(user-centered design)の概念把握を目指す。

到達目標

デザイン思考による問題解決の基本的なプロセスである「共感」、「問題定義」、「創造」、「プロトタイプ」、「テスト」についてワークショップでの実践を通じて学び、「ユーザー中心デザイン」の概念を獲得する。

キーワード

デザイン思考 ユーザー中心設計 プロトタイプ ユーザーテスト

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

石川台5号館3階のデザイン工房において必要に応じてゲストを招いて情報提供を受けながらワークショップ形式で議論しながら考察を深める.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ガイダンス ユーザー中心のシステムデザインとは?どんな「不自由さ」なら道具で解決できるのか。 教員の指定による。
第2回 デザイン思考による問題解決の基本的なプロセスである「共感」、「問題定義」、「創造」、「プロトタイプ」、「テスト」についてワークショップでの実践を通じて学び、「ユーザー中心デザイン」の概念を獲得する。
第3回 デザイン思考の方法論① :ピア(仲間)によるプロセス 共感ー創造までデザイン思考の方法論
第4回 デザイン思考の方法論② :ピア(仲間)によるプロセス プロトタイプーテスト・考察まで
第5回 ビジターセッション:困難・課題をよく知る人から何を学ぶのか ニーズを深掘りするインタビュー手法、問題を課題群に変えるためのファシリテーション技法
第6回 インフォーマントの問題解決のためのデザイン:共感、創造、プロトタイプ
第7回 プロトタイプの改良とふりかえり:何ができ何ができなかったのか

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし。

参考書、講義資料等

齊藤、坂本、竹田、角、大内、”エンジニアのためのデザイン思考入門”、翔泳社、(2017)
他の教材はクラスで配布する。

成績評価の基準及び方法

授業中の演習:30%、最終グループ発表:30%、レポート:40%

関連する科目

  • TSE.C201 : 融合理工学基礎
  • TSE.C203 : 社会デザインプロジェクト
  • TSE.A318 : エンジニアリングデザイン概論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

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