2019年度 応用流体力学   Advanced Fluid Mechanics

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
機械系
担当教員名
吉田 和弘  木倉 宏成  近藤 正聡 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
木1-2(W641)  
クラス
-
科目コード
MEC.F331
単位数
1
開講年度
2019年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2019年9月11日
講義資料更新日
2019年10月31日
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

本講義では,標準的な流体力学で学ぶ外力が作用しない単相のニュートン流体の流れとしては取り扱うことができない流体の流れとして,機能性流体,混相流,電磁流体の考え方を理解し,様々な工学分野で応用することができるための基礎を提供する。
一般に流体の流れは,電場や磁場により流体の挙動が変化する機能性流体,電磁流体,液相と気相など相の異なる流体が存在する混相流のように,標準的な流体力学で学ぶ単相のニュートン流体の外力が作用しない流れとして取り扱えるものばかりではなく,様々な工学分野の問題を取り扱えるようになるためには,知識を広げておく必要がある。本講義では,様々な流体現象の中から,機能性流体(非ニュートン流体を含む),混相流,電磁流体を取り上げ,その取り扱いの基礎から応用までの知識を提供する。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) 機能性流体の概念,特性,および応用例について説明できる。
2) 混相流の概念,特性,および応用について説明できる。
3) 電磁流体の概念,特性,および応用について説明できる。

この科目は,学修目標の
6. 機械工学の発展的専門学力
7. 専門知識を活用して新たな課題解決と創造的提案を行う能力
の修得に対応する。

キーワード

機能性流体,混相流,電磁流体,流体力学

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回,機能性流体,混相流,および電磁流体の概念,特性,および応用の知識を提供する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 非ニュートン流体,機能性流体(電気粘性流体,磁気粘性流体等) 非ニュートン流体,機能性流体の理解
第2回 電場駆動流(電気浸透流、電気泳動、誘電泳動) 電場駆動流の理解
第3回 機能性流体に関する応用事例 機能性流体の応用例の理解
第4回 気液二相流,沸騰二相流,蒸気流 気液二相流,沸騰二相流,および蒸気流の理解
第5回 熱交換器に関連した凝縮流 熱交換器に関連した凝縮流の理解
第6回 混相流に関する応用事例 混相流に関する応用例の理解
第7回 電磁流体の基礎 電磁流体の理解
第8回 電磁流体に関する応用事例 電磁流体の応用の理解

教科書

指定なし

参考書、講義資料等

指定なし

成績評価の基準及び方法

機能性流体,混相流,電磁流体の基本的な考え方に関する理解度を,期末試験(80%),レポート(20%)で評価する。

関連する科目

  • MEC.F201 : 基礎流体力学
  • MEC.F211 : 実在流体力学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

基本的な流体力学の知識を有すること。

このページのトップへ