2016年度 社会環境政策概論   Introduction to Environmental Policy and Social System

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開講元
融合理工学系
担当教員名
村山 武彦  錦澤 滋雄  時松 宏治  高橋 史武  佐藤 由利子 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月7-8(S514)  木7-8(S514)  
クラス
-
科目コード
TSE.C312
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
2016年9月29日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

今日の環境問題は地域の身近な問題からグローバルな問題まで複雑化・多様化しており、その解決にあたって環境政策が果たすべき役割は大き い。 本講義では、まず環境政策とは何か、なぜ必要かについて、わが国の公害・環境問題の歴史と教訓、および身近な環境問題から学ぶ。次に科学技術 の発展に伴いその必要性が強く認識されるようになった環境リスクの概念をアスベスト問題などを題材に理解する。環境政策は社会・経済状況 や問 題の性質の変化に柔軟に対応していくことが求められ、そのための政策評価の基本的な方法論についても講述する。さらに、エネルギー問題を題材 とした経済面を勘案した評価分析手法や、環境問題を未然防止するための環境アセスメントの考え方や合意形成問題についてもふれる。

到達目標

(1)環境政策とは何かを説明できること
(2)公害・環境問題の歴史を理解する
(3)環境リスクの概念を理解する
(4)政策評価の方法論を理解する
(5)エネルギーの評価分析手法を理解する
(6)環境アセスメントの考え方を理解する

キーワード

環境政策、公害・環境問題、環境リスク、政策評価、ライフサイクルアセスメント、環境アセスメント

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

座学が中心となるが、部分的に学生同士のディスカッションや小レポートを書く時間を設ける。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ガイダンス、環境政策とは何か 環境政策の理念
第2回 奈良から江戸までの環境政策 環境問題・環境政策史
第3回 環境政策の原点:水俣病 公害問題のケースステディ
第4回 身近な環境政策:打ち水からゴミ箱まで 環境政策のケーススタディ
第5回 リスク管理の考え方 リスク管理論
第6回 環境リスクの評価事例 リスク評価論
第7回 リスクコミュニケーションを考える リスクコミュニケーション方法論
第8回 政策評価の基本的考え方と仕組 み 授業内で指示する
第9回 政策評価の主な視点と手法 授業内で指示する
第10回 グローバル人材と社会環境政策 授業内で指示する
第11回 エネルギーシステム分析 システム分析
第12回 ライフサイクルアセスメント ライフサイクルアセスメント分析
第13回 環境経済評価 環境経済評価手法
第14回 環境アセスメント 環境アセスメント論
第15回 環境紛争と合意形成:グリーンジレンマ問題 合意形成論

教科書

特になし(毎回、講義資料を配布する)

参考書、講義資料等

毎回、講義資料を配布する

成績評価の基準及び方法

授業中の課題75%、最終レポート25%

関連する科目

  • GEG.S401 : 環境政策論
  • GEG.E501 : 環境アセスメント
  • GEG.S501 : 経済発展と環境対策の歴史と現在の課題
  • GEG.S402 : 資源環境技術のシステムと経済学概論
  • GEG.S402 : 資源環境技術のシステムと経済学概論
  • ENR.A408 : エネルギーシステム経済論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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