確かな調査と思考、グループでの議論などを通して得た価値判断に基づいて社会設計するデザイン行為をシミュレーション体験する。講義から基本的な理論と知識を得るとともに、グループワークにおいて個々人の主張をひとつに集約していき、明確なヴィジョンに支えられた具体的提案を作成する。デザイン思考、翻訳学、社会学などをはじめとする複数の実践的な手法により、実現したい社会ヴィジョンからプロジェクト設計、プレゼンテーションまでの過程を学ぶ。
融合理工学を学ぶ学部生に必要な、いろいろな情報や異なる視点、環境による制約などを総合的に見ながら社会的活動や変革をデザインするスキルを身につける。環境や条件、価値の多様性・変化に配慮し、企画を変換し修正していく柔軟性と調整力の滋養をめざす。また主張したい社会デザインコンテンツと、それを提示し賛同を得るためのいうプレゼンテ―ションやメディアの問題は切り離せないことに気づき意識する。
社会 デザイン 価値 視点 メディア
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
最初は、講義形式により基礎的な理論や考え方を学びます。グループワークでは社会変革の可能性についてアイデア出し、社会デザインの具体的アイデアとプレゼンテーションまで、グループ単位で行い教員が適宜指導します。各回ごとに学習目標をよく読み,課題を予習・復習で行って下さい。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 「社会」をどうとらえるか、多様な理論的視点を学ぶ | 翻訳理論、共同体理論など |
第2回 | 「新しい価値」を設定する-議論を通し社会に何が必要か思考する | システム理論、デザイン工学論など |
第3回 | 選択した「価値」に基づき新たな社会的なしくみを設計する | 価値や思想に基づく社会像を明らかにする |
第4回 | 現状を変える具体的企画を設計する(制度、社会のあり方を支える人工物など) | 人工物のイメージ共有 |
第5回 | 議論とフィードバックをくりかえし企画を見直し修正する | 目指す社会と人工物のつながりを語る |
第6回 | 説得力のある魅力的なプレゼンで企画を表現する。準備過程で英語でのプレゼンやメディアについても指導する Preparing a creative and effective presentation | プレゼンに向けた社会デザインの構造化 |
第7回 | プレゼンテ―ションにより企画と求める価値について伝達し、外部評価者に評価をもらう | 伝える工夫と準備 |
第8回 | まとめとふりかえり |
トピックに合わせて指定するので、定期的にOCWのチェックをすること。
未定
チームでのコミュニケーションにおける貢献と最終アウトプットの質。またプレゼンテーションにおけるアピール力、オリジナリティを重視する。
特になし