2016年度 反応工学基礎   Chemical Reaction Engineering

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開講元
融合理工学系
担当教員名
日野出 洋文  CROSS JEFFREY SCOTT  竹下 健二  中崎 清彦  千葉 敏  江頭 竜一  松本 義久  ANDREWS EDEN MARIQUIT 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水3-4(S513)  金3-4(S513)  
クラス
-
科目コード
TSE.A204
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2016年1月11日
講義資料更新日
2016年11月16日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

物質およびエネルギー移動の境界が明確な化学反応装置を例にとって,反応設計・反応操作を適切に行うために必要な,物質変換の原理,各種工程における反応操作・反応装置に対する原理および,それに基づいた生産プロセスにおける反応操作・反応装置の応用について学ぶ.まず,化学反応の分類では素反応から複合反応へ,また,溶液中の均相反応,固体表面の不均相反応にいたるまでを取り扱う.引き続いて,反応物質の調整と分離に関わる単位操作,機械的操作を解説し,さらに,化学反応装置を巡るエネルギーと物質移動操作について講述する.

到達目標

地球上でおこっている様々な物質変換,および物質移動に対する理解は,環境問題の解決,また,生態系を適正に維持し,持続的社会を構築するために極めて重要であるばかりでなく,化学反応装置の設計と運転のように私たちの生活に密着した産業応用の視点からも欠かすことができない.地球は物質移動をともなった大きな化学反応装置とみなすことも可能である.反応工学基礎では,物質およびエネルギー移動の境界が明確な化学反応装置を例にとって,化学反応の分類から定量的な取り扱い,化学反応に付随する物質移動とエネルギー移動に関する基礎知識および応用力を習得する.

キーワード

化学反応,単位操作,プロセス工学

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

各講義において、前半80分間は板書によって講義内容を説明する。残りの10分間を講義内容に関する課題(小テスト、質問票)の解答に当てる。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 反応工学基礎概要 反応工学に対しての理解度を確認する。
第2回 反応の速度 各種反応速度に関する理解度を確認する。
第3回 複合反応と素反応 複合反応と素反応に関する理解度を確認する。
第4回 反応速度メカニズム 各種反応速度メカニズムに関する理解度を確認する。
第5回 溶液中の化学反応 溶液中の化学反応に関する理解度を確認する。
第6回 固体表面上の化学反応 固体表面での反応の特徴等に関する理解度を確認する。
第7回 これまでの講義のレビュー 反応工学に関する理解度を確認する。
第8回 単位操作の基礎 単位操作に関する理解度を確認する。
第9回 機械的操作 機械的操作に関する理解度を確認する。
第10回 機械的操作・演習 演習によって理解度を確認する。
第11回 エネルギー操作 エネルギー操作に関する理解度を確認する。
第12回 エネルギー操作・演習 演習によって理解度を確認する。
第13回 物質移動操作 物質移動操作に関する理解度を確認する。
第14回 物質移動操作・演習 演習によって理解度を確認する。
第15回 まとめ 反応工学に関する総合的な理解度を確認する。

教科書

未定

参考書、講義資料等

・基本化学シリーズ6「物理化学」朝倉書店
・「化学工学演習」東京化学同人
・「化学工学(Ⅰ)」「化学工学(Ⅱ)」「化学工学(Ⅲ)」岩波書店
・「基礎システム工学改訂版」共立出版

成績評価の基準及び方法

成績評価は演習,レポート,試験の結果で総合的に判定する.

関連する科目

  • TSE.A201 : 材料・物性工学基礎
  • TSE.A202 : 固体・構造力学基礎

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

日野出洋文(担当責任者):hinode[at]ide.titech.ac.jp・内線3320

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