2019年度 実務耐震工学I   Practical Seismic Design I

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開講元
土木工学コース
担当教員名
佐々木 智大  樋口 俊一  加藤 一紀  永井 秀樹 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
木9-10(M112)  
クラス
-
科目コード
CVE.A432
単位数
1
開講年度
2019年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2019年3月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 本講義では,地盤・地中構造物の耐震設計について,これまでの授業で学んだ構造力学,地盤工学に関連する内容の実務での活用について学習する。まず,大規模地震災害発生時の地盤・地中構造物の被害事例を知り,それらの被害メカニズムについて学ぶ。また,地震のメカニズムとその特徴について整理し,耐震設計を行う上で重要となる設計用地震動について学習する。
 続けて、地盤および地中構造物の耐震設計に関する事項として,基本的な土の動的性質(土の応力依存非線形,せん断ひずみ依存非線形とこれらのモデル化)について学習するとともに,地盤の動的特性や軟弱地盤の応答の特徴について知る。これらを理解したうえで,特に液状化被害について着目し,液状化発生のメカニズムとその被害の特徴について理解し,その解析手法を学習する。
 最後に上記学習内容を踏まえた演習を行う。この演習を通じて学習内容の理解を深め,地盤・地中構造物の耐震設計を行う上で必要となる知識を身に着ける。

到達目標

 本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1.地震のメカニズムとその特徴について説明できる。
2.地盤の動的特性と軟弱地盤の特徴について理解し、地盤・地中構造物の地震時安全性を評価できる。
3.液状化現象のメカニズムと液状化被害を説明し、その対策の検討ができる。

キーワード

地震被害,設計用地震動,地盤・地中構造物の耐震設計,地盤の動的特性,液状化

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

 講義では,実際の被害事例や実験事例を交えながら,設計基準の技術的バックグラウンドや,基準には明記されていない部分を中心に説明する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 講義の概要説明と地盤・地中構造物の被害事例・大規模実験の事例紹介
第2回 地震のメカニズムとその特徴、設計用地震動
第3回 地盤および地中構造物の耐震設計
第4回 液状化現象のメカニズムと実験事例
第5回 液状化解析
第6回 実務事例紹介
第7回 演習 講義内容に関連する事象について調査し,これに対する対策の提案を発表する。
第8回 現場見学

教科書

各講義において講義ノートを配布する。

参考書、講義資料等

土木学会:実務に役立つ耐震設計入門,ISBN978-4-8106-0731-4
川島一彦:地震との戦い,ISBN978-4-306-02464-9
川島一彦:耐震工学,ISBN978-4-306-02497-7

成績評価の基準及び方法

演習(60%),レポート(40%)とし,60点以上を合格とする。

関連する科目

  • CVE.A433 : 実務耐震工学II

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

佐々木 智大  sasaki.tomohiro[at]obayashi.co.jp

オフィスアワー

授業後の教室にて

その他

特になし

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