英語によるインタラクティブな口頭表現に関する講義であり、3名の講師がセミナー形式で進める。 すべての優秀な学術記事は一定のルールに従って構成されており、一方、会議のPPT発表やセミナー発表は、習得可能な論理的スキルにより優劣が決まる。プレゼンにおけるスライドは、多くの共通した言語上、或いは画面表現上の誤りを含むことがあるが、それらを認識すれば、その多くを避けることが可能である。
学生は、個々の英語力、或は、積極的に議論に参加しようとするチャレンジ精神等に応じて独自のペースで学習する。
以下が本講義の目的である。
(a) あらゆる学術分野の記事の要点を把握する時間を短縮する。
(b) 口頭発表に用いスライド内容の見やすさを向上させる。
(c) 一対一、或はグループ内での情報共有、交換を効率的におこなう能力をクラスメイト或はグループメンバーとの活動を通して向上させる。
本語義終了時には、以下のようスキルを身につける。
(a) 専門分野の有益な英語論文を容易に収集することができる.
(b) 研究の目的、成果を適切に適切に伝えることのできるPPT等のグラフィカルなプレゼンをデザイすることができる。
(c)専門家、一般人混在する場において、質問をしたり情報を提供することができる。
英語読解力、英語発表力、情報交換、論理的思考、グラフィックデザイン、コンテンツ照査、研究目的の特定と詳述
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
毎週のクラスへの出席が必須。 研究者の特別講義以外は、講義形式ではなく、ワークショップ形式で討論を継続的に行う。 講義履修者人数(通常は12~25名)に応じて、2、3週間毎に異なる記事やトピックを変更する。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | コース概要説明、参加学生の研究分野を含めた英語による自己紹介 | 英語で聞き、理解する能力 |
第2回 | ATCS Iは、3スライドによる簡単な自己紹介から開始し、グラフィック、口頭表現スキルを徐々に向上させる。 | 論理的で首尾一貫した思考と自己表現 |
第3回 | 全体の中での自己評価を含めた自己紹介の継続(ワークショップ形式) | 文法、区切り、論理的な接続 |
第4回 | 反復学習やスキルが向上した学生との比較による更なる改善 | 決まった規則が適用でき、論理性と一貫性が第一であることの理解 |
第5回 | 学術論文研究のための学生による第1の研究論文の選択と解説。論文概要と論理構築のための要素としての、アブストラクト、論文構成、図、解説図に焦点をあてる | 研究成果の公開における唯一不変の構成の理解 |
第6回 | 第1の研究論文の発表の継続:分析と討論、重要事項と付帯事項 | 対象技術論文が上記形式にどの程度従っているかの確認 |
第7回 | 第1の研究論文の発表の継続:専門分野と異なる論文をどの程度理解できるか? | 対象論文の読解における効率的な時間と労力のかけ方 |
第8回 | 第2の研究論文の選択と発表 | 同上 |
第9回 | 上記継続 | 同上 |
第10回 | 上記継続 | 同上 |
第11回 | 第3の研究論文の選択と発表 | 同上 |
第12回 | 上記継続 | 同上 |
第13回 | 上記継続 | 同上 |
第14回 | まとめと評価、期末試験は行わない。将来の研究に関する3スライド発表 | 今後の研究のための新たなスキルの獲得と、その高度化の方法 |
第15回 | まとめと評価の継続。 | 共同作業、タスク分担、個々の英語力に基づいたグループダイナミクスの構築 |
特定の教科書は用いない。教材は、学生が準備したPPT、学術論論文のコピー。ノートPC等、インターネットに接続可能な機器を 持参することを推奨。
5つの基本事項の質問を記載した用紙を配布。これに対してどのような専門分野であれ回答を導き、記憶にとどめるための正しく構成、記述された学術論文。
・自己学習を基礎としたクラス活動:70% (ここでは、絶対的な能力より、本講義での学生の取り組みとスキルの進捗度合を重視する。)
・マンツーマン討議、グループ討議における参加の積極性:30%
オープンマインドで学習や理解するということについて先入観に捕らわれずにチャレンジする気持ち