この科目は,技術コミュニケーション論,国際コラボレーションとともに,都市地震工学コースの3ステッププログラムを構成するものであり,その最終段階に相当するものである。
例年9月の上旬に,台湾の国立中央大学(NCU)に滞在し,NCU教員ならびに引率の東工大教員の指導のもと,NCUの大学院生と数名のグループを組んで,地震や火災などの都市防災に関するフィールドワークを現地にて行う。その後,フィールドワークに基づいて防災に関するレポートをまとめるとともに,口頭発表し,討議に参加する。翌週は,NCUと東工大の土木工学専攻が共催する防災に関するシンポジウムに参加し,自分の研究成果を発表する。なお,研究成果は事前に論文にまとめて,提出しておく。シンポジウム終了後は,台湾において防災や地震被害,インフラ整備等に関する現場見学を行う。全体で約2週間のインターンシップとなる。
これにより,専門力と国際的なコミュニケーション能力,協調性を錬成するものである。
本科目を履修することによって次の能力を錬成する。
1.フィールドワークを通して,地震や火災などの防災に関する知見を高める。
2.NCUの大学院生との共同作業を通じて,国際的なコミュニケーション能力や協調性を高める。
3.英語によるプレゼンテーションや質疑を通して,国際的なコミュニケーション能力を高める。
4.地震被害,インフラ整備等に関する現場見学を通して,防災に関する専門力を高める。
フィールドワーク,地震,火災,台湾,論文発表,現場見学
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
フィールドワークは東工大生とNCU生からなる数名のグループで実施する。1週目はこのチームで作業を行い,レポートを作成し,併せてプレゼンテーションを行う。2週目はシンポジウムに参加して,自分の研究成果を発表する。シンポジウム終了後は,地震被害,インフラ整備等に関する現場見学に参加し,防災に関する知見を高める。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 上記に記載の通り。全体で約2週間のインターンシップとなる。 | 上記に記載の通り。 |
特になし
特になし
約2週間のインターンシップ期間における,プレゼンテーション,論文発表,質疑等の成績と,現場見学への参加状況等を総合的に判断して,成績を評価する。
事前に,技術コミュニケーション論Ⅰ,技術コミュニケーション論Ⅱ,国際コラボレーションⅠ,国際コラボレーションⅡを受講しておくことが望ましい。
二羽淳一郎 jniwa[at]cv.titech.ac.jp,03-5734-2584
随時受け付けるが,事前にメールなどで予約すること。
特になし