2022年度 コミュニティ・デザイン原論   The Principles of Community Design

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
都市・環境学コース
担当教員名
土肥 真人 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
木5-6(西9号館402-403)  
クラス
-
科目コード
UDE.D410
単位数
1
開講年度
2022年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2022年10月3日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

概要:公共空間のデザインに、住民参加が当然のように求められるようになったのは、最近わずか15年ほどのことである。なぜ参加が必要なのか、参加によるデザインは従来の専門家によるデザインと、デザインの過程そして形態において、どのように異なるのか。今日における社会―空間にまたがるデザインの課題および解決手法について、コミュニティ・デザインの立場を理論的に講述する。
ねらい:本講義では、以上の立場から、空間―社会アプローチの実践であるコミュニティ・デザインに必要な理念と技術を理論的に講義し、それらを理解、習得せしめることを目的とする。

到達目標

 本講義を履修することによって以下の能力を修得する。
1)コミュニティ・デザインの理論的背景および歴史的展開を、理解し表現できるようになる。
2)職能としてのコミュニティ・デザインの特徴と社会的役割を、理解し表現できるようになる。
3コミュニティ・デザインの住民参加を通して都市デザインに現れるプロセスを、理解し表現できるようになる。

キーワード

コミュニティ・デザイン、住民参加、コミュニティ・デザイナー、都市デザイン

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回の進め方:トピックに関する講義を45分程度行い、学生諸君のトピックに関する調査発表とディスカッションを45分程度行う。
15回の進め方:コミュニティ・デザインを理論的、歴史的に位置づけ、実際の職能を示し、これからの時代に必要となるコミュニティ・デザインの課題を論ずる。
講義形式の特徴:学生諸君の発表とディスカッションを、講義と組み合わせることで、主体的な思考を促す。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 オリエンテーション コミュニティ・デザインの理論的位置づけを理解する。
第2回 コミュニティ・デザインとは 歴史的展開  コミュニティ・デザインがいかに生成、発展したか、歴史的展開を、理解し表現できるようになる。
第3回 コミュニティ・デザインとは 課題と技術 コミュニティ・デザインに特徴的な諸技術を、理解し表現できるようになる。
第4回 コミュニティ・デザインとは 職業としての理念 コミュニティ・デザインに求められる職業的倫理とその実践を、理解し表現できるようになる。
第5回 コミュニティ・デザインとは 職能 コミュニティ・デザインの職能としての特徴を、理解し表現できるようになる。
第6回 コミュニティ・デザインの原則 協働 コミュニティ・デザインの原則のひとつである、多様な人々や社会的セクターとの協働を、理解し表現できるようになる。
第7回 コミュニティ・デザインの原則 アドボカシー コミュニティ・デザインの原則のひとつである、アドボカシー(提言)の必要性と内容を、理解し表現できるようになる。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

R.T.Hester/土肥真人「まちづくりの方法と技術―コミュニティ・デザイン・プライマー」現代企画室
R.T.Hester「エコロジカル・デモクラシー」鹿島出版会

参考書、講義資料等

必要に応じて、配布する。

成績評価の基準及び方法

調査発表を1回、レポートを計1回提出する。それぞれ、理解度(25点)、知識力(25点)、構成力(25点)、表現力(25点)を評価し、採点する。

関連する科目

  • ARC.P302 : ランドスケープ
  • ARC.P204 : 都市学の基礎
  • UDE.D412 : コミュニティ・デザイン実践
  • UDE.D403 : 都市デザイン・まちづくり原論
  • UDE.D449 : ランドスケープデザイン演習第二

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

事前に身につけているべき知識や技術はない。

このページのトップへ